朝は晴れやか
でも 午後になると憂い顔
やがて ぽつり ぽつりと 雨模様
この頃の天気って こんなだ!
昨日の朝も すっきり晴れ
「 午後遅くに雨 」という天気予報が 信じられないくらい
でも 帰りのことを思い 自転車はやめて 駅まで歩くつもりだった
出かけようとすると 電話が鳴る
受話器を取ると 近くの友人からだった
「 あのね Mさんからアップルパイを頂いたの お茶に来ない?」
「 ごめんね 今日は仕事なの 」
「 あ そう・・じゃあダメね ところで この間の事だけど・・・」
話が他のことに移り 長くなってしまった
いけない こんな時間になってしまった・・
えい 儘よ! 自転車で行ってしまえ!
ペダルを猛烈に踏みながら あのアップルパイの話 魅力的だったなあ~なんて考える
日にちを変えて行くことにしたけど その時まで アップルパイあるかな?
まだ 未練が残る
夕方 駅に着いた時には 雨はざんざ降り
とても 自転車に乗って帰れる状況ではないので 駐輪場に置いて帰った
一日たった今日 自転車を取りに行った
自転車を出そうとすると
駐輪場を管理するおじさんが 「 いいですよ 私が出しますから 」と 駆けつけてきてくれた
いつも こんな風に丁寧に手伝ってくれる人なので 有難い
「 昨日は さすがに みんな自転車を置いて帰りましたね 」
「 そうそう・・ ひどい雨でしたものね 」
「 ありがとう 」 「 きをつけて 」と 挨拶を交わし 駐輪場を出る
こんな何気ない日々が 当たり前に重なっていくのが 幸せというものなんだなと思う
そんな日常が 突然覆されてしまう時がある
「 パリのテロのあった劇場は 日本人もよくステージに立つことがあるんです
私の友人が1週間前にピアノを弾いていたそうです 」
これは 昨日会った人から 聞いた話
「 アップルパイを食べに来て 」と言った友人も 1年前は元気いっぱいで
今のような闘病生活をするとは思ってもいなかった
一日一日を 大切に生きていかなければ
*** 写真は木立ダリア 皇帝ダリアとも呼ばれます ***