休耕田のハーブたち

新潟の風土で元気よく育っている
休耕田のハーブたち。
ハーブたちの四季とハーブを通した生活を
ブログにしました。

精進料理に学ぶ

2009-11-18 19:40:26 | つぶやき
今日の夕食の一品に「汁物」を作りました。
きっかけは連れ合いの「学んだ料理の腕を振るって欲しいものだ!」

私の心配は「日本的な素材の味を生かした料理に連れ合いが満足してく
れる?。」でした。
精進料理に近い水煮にし、味は塩、しょう油を補う程度にしようと
「汁物」作りに取り掛かりました。

下準備 こんにゃくは水から入れて湯がく。
     しょうがは皮を剥かない。汚れのみをとる。
     白菜、ねぎ、鳥ひき肉、かまぼこの旨み成分を生かす。
調 理 鍋に水を入れ沸騰させる。
     白菜を入れ沸騰させる。油揚げを入れ沸騰させる。ねぎ、かまぼこ、
     こんにゃくを入れ沸騰させる。お餅、鶏もも肉のひき肉、しょうが
     の千切りを入れ沸騰させる。味をみる。
     少々の塩、しょうゆで味を調える。

連れ合いの反応は?
何も言わず食べる。
私「美味しい?」
連れ合い「おいしいねー」

煮ている時、白菜や油上げの素材のよい香りがぷーんとしてきました。
食した後、しょうがの香りがいつまでも口に広がり、満腹感かな?満足感かな?
充足感がありました。

刺激的な味に馴染んできた私達。ややもするとこってり、照りやコクがある味
を!と追求する傾向がありました。これは間違いとか。
禅宗の精進料理ではみりんは使わず、代わりにお酒や少々の砂糖を使うとか。
少しずつ調味料の数を減らし。少しずつ、薄味に。少しずつ、素材の旨みを感
じられる舌に慣らしていかなくては。ですねー。


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三光院で精進料理をいただく

2009-11-17 22:35:42 | ハーブと仲間たち
写真は三光院のお煮しめです。
黒は大和芋を煮て、潰して海苔で巻いたものです。お芋の味が信じられない
ほどおいしいかったです。
白は高野豆腐を白く煮たもの。
黄色はかぼちゃの水煮。
そしてごぼうの水煮です。ごぼうはお水で3時間煮たということです。
飾りの「南天」は三光院のお庭から摘んできたもの。
色がシンプルで飾りつけもきれいでした。

今日は東京中央線武蔵小金井駅近くの三光院で精進料理を頂戴してきました。
精進料理をいただきながら、お料理の基本を少し教えてもらいました。

日本料理といわれるお料理になったのは650年前。
日本は、元々は野菜を食べていた。特に皇室はそうである。
野菜そのものの味があり、野菜本来の味が出るのは水で煮ることである。
基本は水で煮ることであり、だしは使わない。

素材そのものの味が出るのは水で煮ること。煮て、味をみて、味の足りない
部分を少々のお塩やお味噌で補ったり、わさびやサンショウなどで素材の味を
さらに引き立たせたりする。

ということで精進料理をいただきました。
最中にお抹茶、竹の御所のお煮しめ、吹き寄せ、お茄子のおでん(でんがく
のことを女御言葉でおでんというとか)、一口吸い物、粟麩のおでん、
ニャク天(蒟蒻の天ぷら)、ぎんなんご飯、すすり茶(錫の茶たくを使う
ことがおもてなしになるとか。もちろん錫の茶たく〈たすく〉付きです。)

みんなみんな素材の味がでていて美味しかったです。
特に三光院は「胡麻豆腐」が有名なのだそうです。
ぷるんぷるんとしていて、簡単に崩れなかったです。
市販の胡麻豆腐に慣れているため、食べるのに神経を使いました。

手間ひまをかけて、心を込めて作った精進料理。
手間ひまがかかっていると同じくらい、じっくり味わって食べればいいのに‥。
早食いの私。今までは「職業病です。」と言ってきましたが、
そろそろ「職業病です。」を卒業しなくては、と反省しました。

また日本人の食の原点(?)を忘れないためにも
「再訪したいな。」と思いながら帰途につきました。
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ローテンブルクの店のラベンダー「北海道」

2009-11-15 19:34:10 | つぶやき
城塞都市「ローテンブルク」を散策していた時のこと。
雑貨のお店にラベンダーの苗が売られていました。
「何の品種?」と思って、触って、よく見ると「Hokaido」の表示が。
「北海道?ええっ!そんな品種があったの?」
以外や以外、ローテンブルクで北海道を感じるとは。

「北海道でHokaido品種が作られ、輸出された?」
日本に帰ったら調べようと思い、今日に至りました。
私の調べ方が悪いのかネットで調べても「Hokaido」はありませんでした。
もしかしたらドイツで品種改良され「Hokaido」と名付けられた?

「Hokaido」はさておき、我が休耕田でのラベンダーの挿し木は10月中旬が
適期です。
枯れることを想定し、毎年、挿し木をしていましたが、今年は適期を逃し
挿し木ができませんでした。
すでに枯れたラベンダーの株は10ヶ強あるのに。

来春は休耕田の引越しがあります。
ラベンダー等も株ごと、引越しをする予定です。
これ以上枯れませんように。
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城塞都市「ローテンブルク」

2009-11-14 19:55:31 | つぶやき
何気なく新聞のテレビ番組欄を見ていて「古城街道を行く」が目に入りました。
私達は「ロマンテック街道」に行ったけど‥
と思いながらテレビを見ました。なつかしかったです。
「ハイデルブルク」や「ローテンブルク」の様子が映し出されました。
「あっ、ここ行った。」「あっ、ここで写真撮った。」という感じ。

中世の面影を一番残しているのがローテンブルグと言われています。
ローデンブルクの城壁は12世紀頃から作り始められ、町の回りを張り巡ら
していったそうです。
第二次世界大戦で壊れましたが、戦後、寄付を募り、再現したそうです。
寄付者のプレートが城壁にはめられていました。日本人の名前も多数
ありました。城壁の上から右を見ると城外が、左を見ると町の様子が手に
取るようによく見えます。「きれい!」の一言。
ゥン百年前にタイムスリップしたようでした。

古城街道とロマンテック街道の交差点に位置するのがローテンブルクとか。
旅行中、説明にあったのでしょうが、私の記憶からは飛んでいました。
私はローテンブルクの街を包み込む城壁に感激しました。
「昔のローテンブルクの人々はこの城壁で守られていたんだなー」と。
でも友達は、「息苦しくなりそう、疫病が流行ったらおしまいよ。」と。

昔は、街から外への出入りは(その逆も)検問があり、難しかったそうです。
緑地や栽培地スペースもありませんでした。
疫病が流行った時、人々は外を出歩くのにハーブの束(タッジー・マッジー)
を口の回りにあて、ハーブの香りを嗅ぎながら、歩いたそうです。
その意味が理解できませんでしたが、街を歩いて、見て、歴史を感じて、
「ハーブ」が人々の生活と密接なかかわりをもっていたことが少し、
理解できました。

白ワインの生産が有名なローテンブルク。
街を散策しながら疑問が湧きました。
昔の人々は、ぶどうをどこから運び、どこでワインを製造していたの?
食料はどこから運んできたの?
ハーブはどうしたの?

城内と城外を区切る「門」の外にでて、街を振り返ったとき、分かりました。
城塞の外側斜面一面にぶどう棚があり、その下一面に野菜畑がありました。
ここで栽培したものを毎日担いで、門で検問を受け、街の中に運んでいたの
かなー。大変だなー。
韓国ドラマにもこれに似た場面があったっけ?
戦争はいやだな。でも、城塞都市「ローデンベルク」は好き。
もう一度行きたいなー、と思うこの頃です。
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「ぎょうざの皮」の残りの皮

2009-11-13 18:02:50 | つぶやき
ひょんなことで知り合いになったFさん。
私がたまに寄るお店の常連さんです。
先日、偶然、一緒になり、「ぎょうざの皮」の皮を頂戴しました。

「ぎょうざの皮の皮」?
「ぎょうざの皮」を作った、残りの皮のことです。
「ぎょうざの皮」の皮の有効利用です。

ラーメン屋さんがFさんの親戚から「ぎょうざの皮」を仕入れているとか。
出来上がったぎょうざの皮、の皮を捨てるのはもったいない、と親戚の業者
さんが知り合いに分けているとのこと。
Fさん曰く「なーんにも汚くありません。」(まったくその通り)
私は「おすそ分け」の「おすそ分け」のそのまた「おすそ分け」?

皮の皮と侮る無かれ、美味しいのです。
野菜たっぷりのスープに入れると、「昔のすいとんってこんな感じ?
美味しかったんだ。」と推測したくなります。
「いやいや、こんなにおいしいわけないな。」と想像を巡らせたりして‥。
ここにお餅を入れて食べれば、完璧に、お正月の雑煮です。
しあわせー!
お店の人によーく、お礼をいったことは言うまでもありません。

昨日、お店から「また届いたからウォーキングのついでに取りに寄って
くださいネ!」と連絡がありました。
「うれしーい!」さっそく頂戴しに伺いました。
即、夕食の一品に「すいとん風スープ」を作りました。
またまた、しあわせー!。

あっ、そうそう、残りは冷凍にしました。
「一度に全部は使えないから、残りは冷凍にしておけばいいのよ。」と
言われたことを守って。
冷凍にしてストックしてあるだけで、「また、食すことができる!」
「食の楽しみが一つ増えた。」と幸せ気分になります。

世間にはいろいろな食材があるんですね。市場にでない一部の人だけの
食材。「捨てるにはもったいない!」が大ご馳走になったりして。
私の知らない大ご馳走が世間にはまだまだたくさんあるんでしょうね。
「ぎょうざの皮の皮」のご相伴に預からせてもらったことに感謝です。
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