のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

鎮もる≪秋篠寺≫を訪ねて (Ⅱ)

2015-06-20 18:53:31 | 日記

 苔の空間を充分堪能した私は、受付所で拝観料を払って、いよいよ、本堂を中心にしたエリアに入った。

 受付を入ったところで、お堂をバックにして、やはり萩の花が咲いていた。

 ここの萩の方が、前より少し多く、花を開いていた。

                        

 

 

 

 このエリアは、やはり白い壁で囲まれていて、その白壁をバックに、梅やモミジの緑が映えている。

                    

                  

 

 

 

 塀ぎわには、タイサンボクの木もあって、ホッコリした大きな花が咲いていた。

               

 

 

 

 庭の真ん中には、菩提樹の木が植えられていた。(下の写真の、囲いでかこまれた木)

 菩提樹は、下向きに、実(らしきモノ)をつけていた。

                 

                    

 

 

 

 エリア内の、小さな祠?と、鐘楼。

                   

 

                         

 

 

 

 梅の木は、大きめの実をたくさん付けていた。

            

 

 

 

 このエリアでも、古木の幹や手水鉢の周りには、びっしり苔が付いていた。

             

 

 

 

 私はお庭を巡ったあと、最後に、秋篠寺の中心の“本堂”(国宝)に入った。

                 

                             本堂 (手前が菩提樹の木)

 

 

 本堂の中には、本尊の薬師如来を始めとして、日光・月光菩薩、十二神将、そして、かの有名な“伎芸天”などが安置されている。

 昨日私が本堂に入ったとき、参拝者は誰もおられなかった。

 そのせいもあって、私は仏さま達との静かな対面の時間を、心ゆくまで過ごすことができた。

 十二神将は逞しく、伎芸天は、たおやかで実に美しかった。

 私の心は、苔の情景を見たときと同じくらい、いやそれ以上に、静かな充足感に満たされた。

 (下に、前に行ったときに買った、伎芸天の半身像の写真を載せます。 全身像だとなお良かったのに…)

                       

 

 

 

 最後に再び、萩の花を少しアップで撮って、私は秋篠寺をあとにした。

                   

 

 

 


 

 

 

 帰りは、かつての南大門から外に出た。 それは、秋篠寺の周りに広がる水田の風景を見たかったから。

 しかし残念ながら、水田の面積は、前に来たときよりもずいぶん減っているような気がした。

 それに昨日は雨模様のお天気で、いい写真は撮れなかった。 (でもせっかくなので、載せさせていただきます。)

                  

 

 

            

 

 

                 

 

 

 

 そして、最後の最後に、帰り道で見た花など。

                      

 

                     

 

                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     

 


鎮もる≪秋篠寺≫を訪ねて (Ⅰ)

2015-06-20 17:10:58 | 日記

 梅雨に入り、苔の緑がいっそう美しい季節になった。

 私の中に、美しい苔の広がる風景を見たい!という気持ちが、日々強くなってきた。

 苔と言えば……やっぱり、『苔寺(西芳寺)』だろう。

 そこでネットで調べてみたが、苔寺は、今では申し込み制になっていて、しかも、“写経”をした人にのみ参観が許可されるのだそう

だ。

 それでは、ちょっと無理やな‥。

 そう思って代わりの場所をさがしていた私の頭に、以前行ったことのある≪秋篠寺≫が浮かんできた。

 秋篠寺だったら、狭いながら苔の広がる空間がある!

 

 そこで私は早速昨日の午後、近鉄奈良線で、(秋篠寺の最寄り駅の)西大寺に向かった。

 そして、西大寺駅からバスに乗れば、程なく秋篠寺の停留所に到着する。

 バス停近くの“東門”から、秋篠寺の敷地内に入る。

                   

 

 

          

 

 

 

 門を入ったすぐの所で、わずかながら萩の花が咲いているのには驚いた。

                         

 

 

 

 そこからは、白い塀沿いの道が、訪れた人を、秋篠寺の境内へと導いてくれる。

 白い塀と、モミジの緑が鮮やかな対比を見せていた。

               

 

 

 

 

 白い塀沿いの道を行き尽くすと、道は右に曲がって、いよいよ“苔”の風景が広がる。

                 

 

 

         

 

 

 

 緑一色の中に、クチナシが白い花を咲かせ、芳しい香りを漂わせていた。

                   

 

 

 

 木々の根っこを緑の苔が覆い、荒々しささえ感じさせる苔の風景だ。

                  

 

                         

 

 

 

 最後に、その他の苔の風景を、何枚か。