この日の津和野川は折からの雨で濁っていたが、その向こうにはのどかな田舎の風景が広がっていた。
そして、川の手前には(街中にも)、オレンジ色の実をたわわに付けた柿の木があった。
これら、何気ない田舎の風景も、私にとっては、郷愁を誘う懐かしい風景だ。
津和野川に突き当たった所を右に曲がると、<太鼓谷稲成神社>の大鳥居が立っている。
太鼓谷稲成に行くには、その大鳥居をくぐって、小さな鳥居が立ち並ぶ急な石段を上っていかなければならない。
石段の上には、立ち並ぶ鳥居が影を落とし、いろいろな模様を作っていた。
しばらく上った所で、鳥居の間から下を眺めてみた。(結構上って来たんやなあ!)
目を正面に向けると、遠景の青い山と木々の緑が、歩いて疲れた身体を癒してくれた。
石段の傍らには、左下のような、かわいい祠が置かれていたりした。
そして、石段が途切れた所の、鳥居を額縁にした風景。(右下)
更に上った所から見下ろした、街並みと里山の風景。
ついに、太鼓谷稲成神社に到着した。
太鼓谷稲成は、「日本五大稲荷」の一つだそうで、日本で唯一、「稲荷」を「稲成」と書くのだそうだ。
稲成神社の部分の写真と、境内からの情景。