ハスの花を探すのを諦めた私は、センチュリー交響楽団の施設を見た後は、標識に従って、一路「植物園」へと向かった。
木々に囲まれた一本道をかなり歩いて行くと、やっとのことで左手に、池らしきものが見えてきた。
暑さにさいなまれながら、かなりの距離を歩いてきた私にとって、水のある景色に出会えたことは本当に嬉しかった。
しばらく歩くと、池の周りに生えている木々で、池全体の姿は見えなくなったが、代わりに、木々の影を映した涼しげな池の
水面が、私を楽しませてくれた。
そしてその後、道は木々を抜けて、再び池の全体が見えてきた。
池の端っこに出た所にアベリアが植えられていて、折から降り注ぐ太陽に、その花が光っていた。
アベリア独特のいい香りも辺りに漂わせながら。
アベリアが咲いていた辺りで、雲を映した池の水面を、アップでもう一度撮った。
植物園の手前で、まだ紫陽花が咲いていた。
紫陽花は今までいっぱい撮ってきたけれど、今までのとはちょっと違う雰囲気だったので、又シャッターを押してしまった。
植物園の構内に入った。
頭上に、いろんな木々の葉っぱが茂っている。
この大きめの葉っぱは何だろうと思って幹を見ると、「トチノキ」と名札が掛かっていた。
へえ~!これが「トチノキ」なんだ。
その後いよいよ「植物園」の中に入った。
この植物園には小さいながら温室がある。
私はまず、その温室の横を抜けて、外の広場に面しているバルコニーみたいな場所に出てみた。
そこには白いテーブルと椅子が置かれ、壁際にはアガパンサスの花が咲いていた。
また別の壁面には、「テイキンザクラ」と名札の付いた、赤い花も咲いていた。。
その花と、そこから見た広場の様子をカメラに収めたのち、温室の中へと入った。