のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

東洋陶磁美術館へ 3)

2020-07-22 15:54:12 | 日記

「青磁」の展示室から、時代は下って、“朝鮮時代”の作品の展示室へ入った。

時代がだんだん新しくなってきたこともあって、この部屋の作品には斬新な感覚のものも多かったように思った。

 

今回も、気に入って撮った写真を、順次載せさせていただきます。

     

 

 

            

    (左) 「粉青印花 菊花文 三耳壷」 (15世紀)  (二つとも、小さい模様が整然と並んでいるのが、渋くて素敵!)

 

 

 

 

   

     「粉青白地象嵌 条線文 祭器の“ほ”(当てはまる漢字が見当たらない)」 (15世紀)

 

 

                               

                                           「粉青刷毛目 “ほ”の蓋」 (16世紀)

 

 

     (上の“ほ”には荒々しさが、下の“ほ”の蓋には、微妙な色合いに味わいがあって、ともに素敵だなあ!と思った。)

 

 

 

 

                  

        「粉青粉引  瓶(ヘイ)」 (16世紀)                          「粉青鉄絵 瓶」 (15後~16世紀前)

 

 

  (左の瓶は、「加賀前田家の伝来と伝えられ、長年の使用によってできたしみや金や漆による補修跡も、味わいがあ

   る。」と説明に書かれていたが、この古びた味わいが、私にもとても心地よかった。

   右の瓶に描かれた絵が、生き生きしていて、素敵!)

 

 

 

 

            

        「粉青鉄絵 長壷」 (15世紀後半~16世紀前半) (淡い色合いと絵の線が生き生きしてて、いいなあ!)

 

 

 

 

       

             「白磁 大壺」 (18世紀) 

  (右の写真にあるように、この壺は、志賀直哉から東大寺に贈られ、東大寺・観音院に飾られていた。しかし1995年に

  泥棒が地面に叩きつけ粉々になったが、優れた技術により修復されて甦った、とのこと。)

 

 

 

 

     

                 「青花 虎鵲文 壺」 (18世紀後半)

 

 

 

 

今回の展覧会、いつも感覚的にササッと観ていくだけの私にしては、ずい分丁寧に観たもんだ!と、我ながら感心して

会場を出た。

細かいものばかり見てちょっと疲れた目に、人影のほとんど無い休憩室の空間や窓からの眺めは、とても心地よかった。

      

 

 

 

 

       

 

 

 

 

 

美術館を出たすぐのところで、レトロなビルと今風のタワマンとの対比が面白くて、下の写真を撮った。

        

   (美術館に来たときには、いつも見ているこのレトロなビルが、「光世証券」のビルだということが、後で分かった。)

 

 

 

 

その後私は、運動を兼ねて、しばらく土佐堀川沿いに歩いた。

でも、陽射しの強さに負けて、「なにわ橋」でもう川を渡り、淀屋橋駅の方に戻って行った。

「なにわ橋」は、通常「ライオン橋」とも呼ばれ、雄叫びを上げるライオン像が置かれている。

           

 

 

 

 

ライオン橋を渡ったところは「北浜」で、古くから大阪の商取引の中心の一つだった。

しかし、「三越百貨店」なども撤退し、今では「大阪取引所」だけが、その名残りを残している。

    

 

 

 

 

私はそこから、今度は、土佐堀川沿いに反対向きに歩き、淀屋橋駅に向かった。

土佐堀川に面して建っているいろんな建物の中に、前に「レトロな建物」と書いたビルが、あった。

正面に、「光世証券」と立派な文字が掲げてある。

自由に中に入れるようなので、入って上を見たら、やはりレトロなシャンデリア?が、シックな雰囲気を醸し出していた。

また、川側の窓には、これもとっても素敵な模様が施されてあった。

私は帰り道、何だか、とても得をしたような気分になった。