ブログ再開の日(9日)に、自分のズボラぶりを嘆いて、「金木犀の季節も過ぎてしまった」という意味のことを書いた。
そして15日まではそう信じていた。
けれど15日に阪急の駅に向かう途中で、嗅ぎ慣れた甘い香りが何処からともなく漂ってくるのを感じて、「あれっ!?」と
思い、辺りを見回した。
すると道端に植えられた木に、黄金色の小さな花がいっぱいくっついているのを見つけた。
「あっ、金木犀!」
私は思わず叫んで、自分の思い違いに、ここで初めて気づいた。
9日の日、金木犀は散ってしまっていたのではなく、まだ花を付けていなかったのだ!
15日の日にはカメラを持っていなかったので、翌16日、私はカメラを提げて、前日の場所に急いだ。
とは言え、途中のマンションの玄関先に咲いていた可愛いランタナの花や、幼稚園のフェンスの上にまだ咲き残っている
芙蓉の花を見つけると、カメラを向けてしまう私だったけれど…。
金木犀の木の所に着いた。
ところが、最初目に入ってきた金木犀らしき花は、色がどうも違うみたい。
花の形は、金木犀と全く同じだけれど、この木の花は色がずい分薄いのだ。
かと言って、銀木犀の色とも違うし…。
家に帰ってネットで調べてみると、<薄黄(ウスギ)木犀>というのだそうだ。
へえ~、初めて知った! ちょっと賢くなったみたい(^_^;)
その後は、咲き誇る?金木犀の花を、その甘い香りを嗅ぎつつ撮った。
その場所を離れた私には、もう一ヶ所行ってみたい所があった。
それは、私にとっては金木犀の標本木みたいになってる木が立ってところ。
多分その木も、同じように香り高い花をいっぱい付けてるに違いないと確信しながら、やっぱり自分の目で確かめた
かった。
その木の下に着くと、この間まで葉っぱだけの丸坊主だった木が、満開の花を、これでもかというくらいいっぱい付けて
いた。
私はニンマリして、カメラを向けた。
ああ、今年も金木犀の香りを嗅げて、本当に幸せだ♪