この日は、お天気は快晴、青空に白い雲が浮かんで、初夏のような陽気だった。
その独特の形から、それとすぐ分かる銀杏の葉っぱが、太陽を受けて輝いていた。
植物園までの道では、まだ八重桜が満開で、道行く人を楽しませてくれていた。
桜だけでなく木々の緑も美しく、また同じ緑と言っても微妙に色が違って、その違いが余計に、それぞれの木々の若々
しい生命力を感じさせてくれる。
見ていると、こちらにもその生命力が伝わって、元気をもらえるようだ。
またクスノキは、まっ赤な春落ち葉をまだ枝に残していて、緑と赤とのコントラストも美しかった。
しばらく歩くと、今度はハナミズキが道の傍で咲いているのに出会った。
もうハナミズキの花が咲いている! 季節の移り変わりの速さをつくづく感じた。