「大阪国立国際美術館」で行われていた、≪ピカソとその時代≫展。
ずい分前、「日曜美術館」のアートシーンで紹介されたときから、興味を持っていた。
でも何やかやで取り紛れているうちに忘れてしまっていたが、友人のOさんが「とてもヨカッタ!」と言われたのを聞いて、
やっぱり行きたくなった。
そこで展覧会の最終日の21日(日)の午前中に、大急ぎで出掛けてきた。
中津から梅田までは地下鉄・御堂筋線で、そのあと四つ橋線に乗り換えて肥後橋で下車。
そのあとは歩いて大阪国立国際美術館まで行く。
美術館までの道の周辺は古くからの大阪の中心部で、大企業のビルなどが立ち並んでいる。
風格のある「大ビル」の建物と玄関
緑の向こうに、新しいビルやマンションが立ち並んでいる。
「大阪国立国際美術館」は、1977年に万博記念公園内に設立されたが、2004年に大阪市北区中之島の現在地に移転
した。
この美術館があるすぐ傍(隣)には、最近「大阪中之島美術館」が建てられ、近くにはプラネタリュームが人気の、「大阪
市立科学館」もある。
周囲よりちょっと高くなっているこの一画に向かう道は、中之島美術館が建てられたときに整備された。
整備された路の傍には、野草のドクダミも咲いていた。
高台に上がってまず先に現われるのは、最近建てられた中之島美術館の黒い建物だ。
その中之島美術館の外壁のガラスに、周りの建物などが映っているのが面白く、カメラを向けた。
中之島美術館を通り過ぎて、国立国際美術館のエリアに入る。
国立国際美術館の展示室は全て地下にあり、地上には金属製?のオブジェ風のものがあるだけだ。
写真右側の、金属の棒状のものが折り重なってるのが、美術館の地上部(入り口部分)
美術館の入り口は1階だが、展示場は全て地下にある。
まず1階からエスカレーターで、地下3階まで降りると、チケット売り場があり、展示場の入り口もある。
(この日チケットを買おうとしてチケット売り場の行列に並んでいると、後ろから肩をたたかれ、振り向くと、一緒に来る
はずだった父親が来られなくなったので、チケットを使ってほしいという有難い申し入れ!この日のチケット代は2000円
以上したので、まさにラッキーだった。)
戴いたチケットで中に入ると、まずマティスのポスターが迎えてくれた。
また会場の一番とっぱしには、いかにもセザンヌらしい筆致の人物画が飾られていた。
そしてピカソのコーナーの一番初めには、彼の初期の代表作の一つ・「座るアルルカン」が、後のピカソ作品のイメージ
とは違う風情で静かに存在していた。
アンリ・マティス 展覧会のためのポスター図案(1953年) ポール・セザンヌ「庭師ヴァリエの肖像」(1906年)
パブロ・ピカソ「座るアルルカン」(1905年)
今回の展覧会で嬉しかったのは、一部の絵を除いて、写真撮影がOKだったこと。
日本の展覧会ではこれまで写真撮影は禁止がほとんどだったのに、今回それが許されたのは嬉しいことだ。
この日は日曜日だったこともあってか、若い人が多かったが、皆さんスマホでバシャバシャ撮られていた。
②では、この日の展覧会で私が好きだった作品を、載せさせていただきます。