新梅田シティの中には、「ウェスティンホテル」というホテルもある。
「ウェスティンホテル」は、どちらかと言うと小ぶりなホテルだけれど、その小ぶりさが静かで上品な趣きをつくり出している。
コロナ以前は、私もよくこのホテルで食事したりお茶したりしたけれど、今はまだ外から見るだけに留まっている。
ホテルに接するように、半地下の小さな緑地がつくられている。
新梅田シティの緑は、①で書いた「里山」と、この半地下の小さな緑地の、二か所だ。
この日ここではシャクナゲの花が咲いていたけれど、花までちょっと距離があり過ぎて、うまくカメラに収まらなかった。
緑地に入る入り口の所につくられた水辺に、白いカラーの花が一つ咲いているだけだった。
半地下の緑地の中にも人工の水の流れが造られているが、そこの苔がわりときれいだった。
木々の中に、ひときわ丸い葉っぱを見つけた。
標識によると、その名も「マルバノキ」というらしい。
日の光を透かして、丸い葉っぱがより可愛く見えた。
この日はこのあと、緑の間から見えるスカイビルとウェスティンホテルを撮って、早々に地上に上がった。
木間から見上げたスカイビル
木々の額縁の中にうまく収まったウェスティンホテル
上に上がってふと見ると、ビルとビルの間に通路がつくられている。
こんな通路、通るの怖いだろうなあ!と思った。
地上に上がったあとは、ホテルの周りをまわってみることにした。
ちょっと時期が早いかもとも思ったが、もしかしたら、ホテルの周りに植えられている薔薇が、もう花を開いているかも
しれない。
外に出てみると、期待どおり、薔薇は色とりどりに花を咲かせていた。
2匹のワンちゃんも、思いきりお洒落して薔薇見物だ。
ウェスティンホテルの玄関にやって来た。
コロナ禍では寂しかった玄関廻りにも、お客さんの姿が帰ってきていた。
玄関前の植え込みでは、まっ赤な春紅葉が今を盛りと燃えていて、植え込みに置かれた緑のオブジェと好対照をなして
いた。
これも植え込みの中のシャクナゲの花
再び外に出て、残りの花たちをカメラに収めた。
薔薇の間に植えられた、紫のナデシコ
ホテルを廻り終え、帰るために新梅田シティ西側の入り口に来ると、そこで一昨年同じ時期に来たときに初めて見た
南国っぽい花(名まえはグレベリア)に、また会えて嬉しかった。
最後に、帰り道で見たたくましい草木の写真を、2枚載せます。