歩いていてふと小川を見ると
ねこやなぎが咲いているではないですか!
春ですね~。ここで又島崎藤村です。
島崎藤村「若菜集」より
潮音
わきてながる
やほじほの
そこにいざよふ
うみの琴
しらべもふかし
もゝかはの
よろづのなみを
よびあつめ
ときみちくれば
うらゝかに
とほくきこゆる
はるのしほのね
ここには、自然を崇拝する日本人の心が
あると思います。
対して、自然を人間に対峙させている
西洋人の心は?
友人のブログに載っている
ヘルマン・ヘッセの詩では。。。。。
疲れた夏が頭を垂れて、
湖に映った自分の色あせた姿を見る。
私は疲れ、ほこりにまみれて
並木みちの影の中を歩く。
ポプラの間をおどおどした風が吹く。
私の後ろの空は赤い。
私の前には、夕べの不安と、
-たそがれと-死とが。
私は疲れ、ほこりにまみれて歩く。
私の後ろには、青春がためらいがちに立ちどまり、
美しい頭をかしげ、
これから先はもう私と一しょに行こうとしない。
-ヘルマン・ヘッセ詩集より-