百翔

あした天気になぁれ!

 先人訓

2006-02-15 | Weblog

「おぼろなる月もほのかに雲かすみはれて行くの西のやまのは」
 武田勝頼辞世 

「黒髪のみだれたる世ぞ果てしなき思に消ゆる露の玉の緒」北条夫人辞世

「あだに見よ誰も嵐の桜花咲き散るほどの春の夜の夢」武田信勝辞世

「朦々として三十年 淡々として三十年、
朦々淡々として六十年、
末期の糞をさらして梵天に捧ぐ。
借用申す昨月昨日、返済申す今月今日。
借りおきし五つのものを四つ返し、
本来空に、いまぞもとづ」一休禅師辞世

会津藩 六科糾則(りくか・きゅうそく)の令
<http://bakumatu.727.net/aidu/aidu-kiso-kakin.htmより>
天明8年(1788)8月、5代藩主容頌【かたのぶ】は、家老田中玄宰【たなか・はるなか】の建議による学制改革の一環として、藩士の学問所である郭内(外堀内)講所の功令(六科糾則の令)を発布した。六科・六行に適合をする者を重用し、八則(やってはならぬこと)に適合する者を退けることを定め、「学問を励み、文武諸芸を修めたものの登庸の基準」(『近世会津史の研究・上』)を示したものとなっている。文武が未習熟な者は家督相続の際、小普請入りになることが定められていた。

「風さそふ花よりも亦われは猶春の名残をいかにとかせむ」浅野長矩辞世

敬天愛人
「道は天地自然の物にして、人は之を行ふものなれば、天を敬するを目的とす。
天は人も我も同一に愛し給ふ故、我を愛する心を以て人を愛するなり」『南洲翁遺訓』

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 反省

2006-02-14 | Weblog
 
「今日は残された人生の最初の日である」(箱田忠昭)
生かされて居る事に感謝して
今日を、自分なりに精一杯生きないとと
思いつつ
寒冷地の数少ない恩恵の
「寒い事を理由に気ままな時間」
をついつい過ごしてしまう
反省の夕暮。
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 感涙

2006-02-13 | Weblog

今朝は幻想的な朝でした。
京紫とでも言うのでしょうか
赤みを帯びた紫の中に満月があり
その上には青空
そしてまわりは白い雪です。
近いであろう春を思い
島崎藤村の詩を再度掲載させていただきます。


  春の曲   島崎藤村「若菜集」より
 
うてや鼓の春の音
雪にうもるゝ冬の日の
かなしき夢はとざされて
世は春の日とかはりけり

ひけばこぞめの春霞
かすみの幕をひきとぢて
花と花とをぬふ糸は
けさもえいでしあをやなぎ

霞のまくをひきあけて
春をうかゞふことなかれ
はなさきにほふ蔭をこそ
春の台(うてな)といふべけれ

小蝶よ花にたはふれて
優しき夢をみては舞ひ
酔ふて羽袖もひら/\と
はるの姿をまひねかし

緑のはねのうぐひすよ
梅の花笠ぬひそへて
ゆめ静なるはるの日の
しらべを高く歌へかし
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 薄日

2006-02-12 | Weblog

拝金主義が蔓延する中
「栄華の巷低く見て」は良いと思います。
 
http://habc123.hp.infoseek.co.jp/ryouka.htmlより
「嗚呼玉杯に花うけて(一高第十二回記念祭寮歌)」
作詞 矢野勘治  作曲 楠正一

嗚呼玉杯に花うけて玉杯
緑酒に月の影宿し緑酒
治安の夢に耽りたる
栄華の巷低く見て
向ケ岡にそそりたつ
五寮の健児意気高し

芙蓉の雪の精をとり
芳野の花の華を奪い
清き心の益良雄が
剣と筆とをとり持ちて
一たび起たば何事か
人生の偉業成さざらん

濁れる海に漂える
我国民を救わんと
逆巻く浪をかきわけて
自治の大船勇ましく
尚武の風を帆にはらみ
船出せしより十二年

花咲き花はうつろいて
露おき露のひるがごと
星霜移り人は去り
梶とる舟師は変るとも
我のる船は常えに
理想の自治に進むなり

行途を拒むものあらば
斬りて捨つるに何かある
破邪の剣を抜き持ちて
舳に立ちて我よべば
魑魅魍魎も影ひそめ
金波銀波の海静か
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 寒い夜に

2006-02-11 | Weblog

ふと思い出した「初恋」
私の駄文に替えて掲載いたします。
日本の風土に感謝しつつ。


初恋   島崎 藤村

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこころなきためいきの
その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな

林檎畠の樹の下に
おのずからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
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 やれやれ!

2006-02-09 | Weblog

気候のせいもあるかも知れませんが
世界を見ても、日本を見ても
いい話がありません。
色々理由を付けて戦争して居るところは
皆油田地帯であり、ドルとユーロの争い
イランにも油田があり、当然ユーロ決済をしたいだろう。

日本は日本で
情緒の無い皇室典範の改正問題
待って居たような
「耐震構造偽装問題」「ほりえもん逮捕」「BSEの危険部位といわれる背骨の混入」
「防衛施設庁」の談合問題
小泉さんの力が落ちたのか?トヨタの神通力が通じなくなったのか?

井上揚水の「傘がない」
のように「だけども問題は今日の雨」
と言っていられる時代は過ぎたようだし。。。
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 世相

2006-02-08 | Weblog

新聞を読んで居たら「サラリーマン川柳」の事が載って居て
個人的にベスト10を!第一生命のサイトより
転載させていただきました。http://www.dai-ichi-life.co.jp/


第一生命のサラ川「ベスト100」より一部抜粋

”年金は いらない人が 制度決め ” 元平社員
”娘まで 何を聞いても 「個人情報」” 男系家族
”「遅いわねぇ」 気づいてくれよ プチ家出” 栗きんとん
”エリートの つもりで入社が デリートに”唯無念
”我が娘 妻の刺客に 昇格か” 愛犬家
”人生の 第二職場は 妻の部下”世の常人の常
”違うけど 社長が言うから そうですね”イエスマン
”コンビニの 「あたためますか?」で 癒される”鰆 三十郎
”道たずね 防犯ブザーを 鳴らされる”土佐ッ子
”我が職場 垣根はないが 溝がある”九官鳥
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 冬日

2006-02-07 | Weblog

インターネットで気になる詩を
発見したので、掲載させていただきます。

「 ころすな───丸岡秀子先生に 」       寺澤 正

こどもをころすな
こいびとをころすな
ことだまをうむことばをころすな
こころざしを こみあげるかんどうのおもいを
こんとんをころすな こどくのおそれを
ころしてたべるものをころすな
こめつくりのこどくを ころすな

ここんとうざいこれほどまで
こだわりこすりつけこうかんされ
こころみるこうふくへのことわりとして
ことさらにこいねがうおもいで
こころにきざまれてきたことばがあろうか
ころすな
ころしてどうなる こんりんざい
ころしあいをなくす せんそうほうきのけんぽう
こころきたえて へいわのこつにくをころすな
ころすこっけいなりくつをころして
このはしげる こずえのうえのこうのとり
こどもを ちちははを こいびとをころすな
こんとんのこころざし こどくのおそれを
ことだまをうむことばを
こころのこだわり さけぶこえをころすな

*寺澤 正『詩集 遺文未完』(BOC出版2005.4.8) (Tel:03-3354-3941)
(限定:117番)。(全頁115頁の100-101頁より)。

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 やらない

2006-02-04 | Weblog

前から「鬼は外、福は内」
には疑問を持って居たと言うか鬼が可愛そう
と思って居たのですが
賛成者が居たので嬉しくおもいました。

要は、東北の方角には、我々人間の事を
大切にしてくれる神様が居られるのですが
それを面白くなく思う邪悪な集団が
封じ込める手段として
豆を撒かせたり、その方向に向って巻き寿司を
まるかじりさせたりしていると。

神様は7年毎に、回って居られ
今年の方位は、南東とか言うらしいです。
「誰もそんな事信じてやって居る訳では無い」
と言いますが、その中に「まじない」と言う力が入って
居るなら、しない方が良いと言うのが、私の意見です。
子供たちの無邪気な風習では無いようです。
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 まんねり

2006-02-03 | Weblog

同級生が亡くなったと昨日聞き
そう言えば最近姿見なかった。
勤めが変わった関係だろうと思っていたのに。

そして今日の葬式に参列させてもらう事に。
その時ふと思ったのが
葬式と言う死者を悼む「場」のはずなのに
その雰囲気が全く無く
参列者の中には目配せさえして
緊張感が無い。

考えて見れば、最近になって
4軒目くらいの葬式で
葬式自体が日常化して居ると言う事か!

風の冷たい場所だったが
式の途中で思いもよらず、日が当たったりして
彼が、日を当ててくれたのかも?
「死者は、生者の生贄」と言う言葉を思い出した。
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