実家で飼っていた愛犬プリンが,梅雨明けの日に息を引き取ったと連絡がありました.17年と10ヶ月間,病気一つせず元気だったプリンは,苦しむこともなく,誰にも迷惑をかけず,眠るように犬小屋の中で逝ったんだそうです.人間の年齢に換算すると87歳くらいでしょうか.
私が10代の学生の頃,バイト代を貯めて買ったパグ犬が病死し,悲しくて悲しくて泣いてばかりいた私を見かねた両親が,生まれて間もないプリンを県北からもらってきました.
これが我が家に来て間もない頃のプリン.グレーの色と,眉間と尻尾の先の白色が気に入って選んだのに,色は茶になるし,眉間の白色は消えるし…(苦笑).
人間みたいに拗ねたり,喜んだり,媚びたり,ちょっかい出してきたりする犬で,訪問者の外見で好き嫌いを判断したり,山キツネに恋したりと,面白い犬でした.
妊娠,出産も体験して,雑種の子犬にも関わらず5匹皆,近所に引き取り手が決まり,散歩の度に我が子に会えるという,母犬として恵まれていたプリンです.近所の皆さんにも可愛がられ,幸せな犬だったと思う….
今年の里帰り中も,しっかりデヴィの遊び相手をしてくれました(嫉妬もしてたけど…).ここにプリンの写真を載せなかったのは,やっぱり老犬なので,老犬性の疣が目の周りにできたり,冬毛が綺麗に抜けきらなかったりで,ちょっと汚らしく見えるかなぁと思ったから….次の里帰りではもう会えないだろうねぇ…と話していました.
沢山思い出があるから,やっぱり涙が出ます…けど,我が家に沢山の癒しと和みを与えてくれて有難う.
立派に役目を終え,永い眠りに着きました.
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