おウチで作った息子のちぎり絵．
飛行機にするなんて，ちょっと未練があるのかな？
日本の様子を見守っていたのですが，４月の初めから２ヵ月半行く予定にしていた今年の里帰りを見送ることにしました．今年は日本への里帰りを見合わせる人が多くなるかもしれませんね．
２年ぶりの今回は，旦那も一緒に行く予定で，息子も実家の両親も楽しみにしていたから残念なんですけどね．久しぶりに乗る飛行機を息子はこの上なく楽しみにしていて，日本の幼稚園の体験入学と，空手道場に通うことも決まっていたのです．
日々の甚大な被害情報を知るにつれ，胸が痛むばかりですが，やはり原発のほうが一段落付かず不気味です．あっちを押さえればこっちから問題が，こっちを押さえればあっちから問題がで，残念ですが放射性物質で脅かされなくなる日が来るまで暫くかかりそうです．食べ物，飲み物，電気に空気に物価にと不安材料が沢山ある大変な時期に，のこのこと海外から子連れで帰たって，みんなに迷惑掛けるのは間違いないと思うから…．
自分の中で，里帰りはキャンセルのつもりでいたのだけど，なかなか踏ん切りが付かないでいました．それを同コンプレックスに住んでいて親しくしてもらっているロシア系ジューイッシュのおばさんに必死に引き止められたというのも事実です．彼女は幼い頃，旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で一家で避難した人だったのでした．今日は彼女の旦那さんも一緒に引き止めにやってきました．何か，実際原発事故に巻き込まれた者にしか分からない真相があるような，そんな感じです．
災害の映像を見て，日本の変わり果てた姿にショックを受け，涙を目にいっぱい溜めていた息子だったので，精神的なダメージを心配したのですが，「僕 学校で いっぱい勉強して 地震や 津波をストップする マシーンを作る人になる！」と言い出して，いいモチベーションに変わってくれました．
日本で会う約束をしていた皆さん，また里帰りできる日まで待っててね．お友達家族と一緒に旅行する予定で盛り上がっていたのですが，それ用に取っていた４泊分のホテル代等等，私の気が変わらないうちに即募金しました（自分の懐へ仕舞いたくなってしまう…）．これは私のマル秘貯金からなので，専業主婦の私でも旦那に対して後ろめたくないのであ～る．日本の早い復興と，皆様の生活に無事平穏が訪れることを心から願っています．
泡風呂に入ってご機嫌の娘．
まだ日本の爺ちゃん＆婆ちゃんに会ったことがありません．
初対面はいつだろうね…．
「だれでも，自分の利益ではなく他人の利益を求めなさい． （第一コリント１０－２４）」
各自，不承不承ではなく，強制されてでもなく，こうしようと心に決めたとおりにしなさい．
