Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

世界の見る日本

2011-03-25 | NYの育児・教育事情


旦那が読んでいた「The Economist」という雑誌の表紙.
転がり落ちる日の丸を必死で支えている.


こちらは「The New Yorker」の表紙.
Nuclear Sakura(核サクラ)だと.


これ,「Bloomberg Businessweek」の表紙.
ひび割れた日の丸.
ひびの部分が泣き叫ぶ人の顔.

この「ひび割れた日の丸」に関しては,在ニューヨーク総領事館が「不適切だ!」と抗議をしました.でも,ここだけ抗議しても次々似たようなのが出てくると思う….「ニューオリンズで,もっと酷いのあったよ」と旦那.

日本を心から支援してくれる個人や団体もあるけれど,言いたい放題,書きたい放題するのがいるのも事実.どっちにしろ注目されている国なんだと,私はポジティブ思考ですが….

地震と津波災害だけのときはまだ周囲の目も哀れみ深かったけれど,放射線で「汚染国」となってからは,日本人としてやや肩身が狭く感じることもあります.
これまでは,幼稚園や学校など,日本製のキャンディーや文具をプレゼントしたら大喜びされていましたが,もう東日本も西日本も関係なく,「Made in Japan」と書かれていたら捨てられるようです.外国人にとったら,西も東も分からないもんね.小さな島国だもの,国そのものが汚染されたと思われても仕方がない….

中国も日本に対して陰湿な嫌がらせみたいなことし始めているしね(傷心なときに,放射線をネタにケチ付けたり,追い返したりしているようにみえる…).

反面,被災で両親を失った災害孤児を養子にしたいと申し出ているアメリカ人夫婦が急増しているとか?確かに,以前の中国四川省での大地震後は,四川省出身の子供(中国からアダプトされるのは女の子のみ)をアダプトするお金持ち夫婦が沢山いました.実際,洗礼式に出席したりしたけど,どの子も大金持ちの白人夫婦に溺愛されていて,中国で育つよりも絶対に恵まれた環境だろうなぁと感じたものでした.日本の場合,海外へ里子に出すっていうことが法律的に可能なのか分かりませんが,お行儀良いし,頭が良いから,日本人の子供が欲しいのだそうだけど,マナーも勤勉さも「日本」という国で育って育まれてきたのだよと言ってやりたい気分です.私の子は「日本の子」っていう,ブランド感覚なんじゃないかな?

日本を嘲るようなこと書かれたり,叩かれたりすると,一瞬ショックで身が固まるようになるんです,私.でもね…,同情されるよりも,叩かれるほうが俄然闘志を燃やすんだなぁ,私の場合.「おまんら,舐めたらあかんぜよ(古っ…)」じゃないけれど,「てめえら,日本人の底力,見せてやろうじゃねぇ~か!」と,背中の桜吹雪を見せ付けたくなります(って,ないない).

自分の持ってる大和魂,改めて感じちゃうねぇ~.

こういうとき,相方が日本人だったら,祖国のためにもっと一緒に盛り上がれるのかなぁと,ちょっと寂しく思ったりもするんですがね.特にウチの旦那はチャイニーズアメリカンという複雑な立場ですから….でもまあ,うちの旦那が「おれ独身だったら,絶対にボランティア活動しに被災地に駆けつけるけどなぁ」と言っとりました.「って,朝の身支度に2時間もかかるヤツがボランティアなんかに来られても足手まといなの!」とすかさず突っ込みましたけど….

ってことで,海外において私のできることを頭捻って考えた結果,某大きな組織に旦那と一緒に直談判しました.私たちの声が組織の上層部まで届くか分かりませんが,やらずにはいられなかったから.相当日本贔屓を全面に出して商売(運営)していたはずなのに,今回の災害援助へは周囲の様子を見ているばかりで,行動が鈍いことへの対しての抗議.それともう一つ別に,大きなものを動かそうとしていて,これが了承されれば大きな金額(アメリカドルで)の義援金になると思うんだけど,上手くいくかは神のみぞ知る….当分は,エネルギーをこっちに費やすことになりそうです….

「わたしは あなたたちを造った.私が担い,背負い,救い出す.(イザヤ46-4)」
Pray for Japan!

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日本人留学生支援金

2011-03-25 | NYの育児・教育事情

アメリカが日本人留学生を支援する制度を設けてくれました.案内が送られてきたので,ここでもご案内します.




米協会が日本人留学生を緊急支援 仕送り難に対応(3/24 12:22)


 【ニューヨーク共同】米教育交流団体、国際教育協会(IIE、本部ニューヨーク)は23日、東日本大震災で家族などが被災し、学費や生活資金の仕送りに困難が生じた在米日本人留学生への緊急支援制度を設けたと発表した。
 対象は「最も激しい被害を受けた地域」の出身者で、今年1月初めに米国の大学(短大含む)に在学中の者。応募して認められると、1人最高5千ドル(約40万円)が支給される。
 応募は大学が推薦する形で留学生担当者が行い、第1次締め切りは4月4日。応募には震災で仕送りが困難になったことを具体的に示す必要がある。学部学生が優先だが、大学院生も選考の対象という。
 同協会は大学当局に対しても、学費免除や奨学金支給など可能な限りの支援を求めている。
 協会は被災地出身の留学生数の把握にも努めている。2009年秋における米国への日本人留学生は計約2万5千人で、うち約52%が学部学生。
 同協会のグッドマン会長は「精神的苦痛を受けた留学生の財政負担を軽減するのが狙い。勉学の成果を祖国に持ち帰って地域再建に役立ててほしい」と話している。


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