Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

低学年に身につける読書の力!

2016-01-11 | NYの育児・教育事情

久々に読書の話です。

NYではキンダー(日本でいう年中の年齢)から、
読書に関しては各生徒のレベルチェックが学校で定期的に行われ、
とにも角にも、「リーディング!リーディング!」って、
もうウンザリするほど追い立てられます・・・(汗)。

そもそも国語の教科書というものは存在しないので、
そのリーディングレベルによって与えられる本が、
その子の本になります。

なので、よく読める子と、読めない子とでは、
やってるレベルが全然違うことになるんです。

最初は息子が気に入りそうな本を買い揃えていましたが、
1回で読み切ってしまうため(全ての子供達がそうです)、
そんなこともしていられなくなり、
図書館に週2のペースで通い詰めることになりました。
お陰で我が家には、
図書館から借りてきた本が息子と娘の本、合わせて60冊近くは常備してあります。

レベルUP、レベルUPと追い立てられ、
物凄いストレスに感じたのは、1~2年生の半ばまで。
付き添ってサポートしてやるのに限界を感じ、
家庭教師を雇った時期もこの頃でした。
小学3年生からは、レベルよりも理解度重視になり、
「どれだけ書かれていない行間が読み取れるか?」というテストが個別に、
定期的に行われ、
レベルが決まり、
その同レベルの子供達を固めるように席替えが行われます。
そうしないと、同じ本を読んだ子供達でディスカッションができないからです。

凄いでしょ?この振り分け方!
明瞭だけど、残酷でもあります。
まあ、子供達は学校に入ったときからそうだから、
なんとも思っていないみたいだけど・・・。

小学3年の息子が今どんな本を読んでいるか書きますと、

こちら、再び嵌っている「Beast Quest」シリーズ (Sレベルくらい)は、
ほぼ毎日一冊のペース。


同時進行で「How to Train Your Dragon」シリーズ (こちらTレベルくらい)は、
週末に。


同じく同時進行で「The Spiderwick Chronicles」シリーズ(レベルQくらいかな?)は、
毎夜。

で、


息子がとても読みたくてウズウズしているのが
「Spirit Animals」のシリーズ (こちらUレベル)で、
中学生が読んでもおかしくないレベルです。
パラパラと眺めてはいますが、纏まった長期の休暇のときのみ限定にしています。

 
こちら、Kate DiCamilloの本を一冊読んでからは、
彼女の本を全部読みたいと言うようになり、
揃えました・・・。レベルは左がR、右はU。

 
こちらも同じくKate DiCamilloの本。全て賞取ってます。
どちらもレベルUで、小学校高学年から中学生レベル。
この著者の本は、娘も3年生くらいになったら読めるだろうなと思ったので即購入。

読みたい本が沢山あるってことは、いいことだと思います。

もう一緒に並んで本を読むようなレベルでもなく、
音読するようなレベルの本でもないため、
どんな本の内容なのか、全てを把握するわけにはいきませんが、
小学3年生になって明らかに分かる成果といえば、

とに角、読むのが早い!!

英語の本ですが、私、お恥ずかしいことに、
一緒に読んでももう、
息子には追いつきません・・・(汗)。

最初のころは、
「あんた!ちゃんと読んでんでしょ~ね!
かっ飛ばしてるだけじゃない?!」って負け惜しみでツッコんでいたんですが、
ちゃんと読んでんのよね~、これが・・・。

「石の上にも三年」と言いますが、
ほんとに、キンダー、1年生、2年生の3年間(5~7歳)で、
こんなに速読が出来るようになるんだな・・・と、
改めて幼少~低学年に身につける読書の力の凄さを知りました。
これは誰にも奪われることの無い、一つの財産になります。

3年前までは、あんなにたどたどしくて、
私のほうが遥かに上だったのに、
気が付けば追い越されてた・・・(涙)。

なんで?
一緒に読んでた私は、ちっとも速読出来てないのに・・・。
ほんとに不思議・・・。

子供の習得する力、恐るべし~(汗)。

家庭学習とか、家でのサポートって、
先のゴールが見えないと不安になるんですね。
こんなに読ませる必要があるのか?ってブー垂れていたのは私なんですけど、
だけど、勝負は3年間だけでした。
で、形が見えると、やっぱり子供は「やればできる!」という自信が身に付くし、
サポートしてきた親は嬉しいし、
二人三脚でやってきて良かった~という思いになります。

なのでね、正直今は、
「リーディング!リーディング!」と、
追い立ててくれたNYの教育に感謝しています。
こうまでされなかったら、
こんなに必死で子供達の読書に付き合わなかったもの!

で、娘はといいますと、
家で読んでいるのは、
Little Critterシリーズ (HとかIレベル)ですが、
本人が読みたがるので音読させています。

読み聞かせにはいろんな本を読んでいますが、
Babarシリーズや、Rosemary Wellsのストーリーなどが大好きなようです。

娘は、息子を通して学んだことを活かし、
早めにフォニックスを意識した読み方に慣らしたこともあって、
知らない単語も自分で綴りを見ながら発音をしていけるので、
スムーズなんです。

さて、今日も頑張って娘の読書サポートするぞ~!

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コメント (1)
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