4年生になった息子に大きな変化が訪れました。
それはですね、
担任の先生に恵まれたことが大きいのですが、
勉強を、母親の私のために頑張るわけでもなく、
私に褒めてもらいたくて頑張るわけでもなく、
私に怒られるからするわけでもなく、
担任の先生に認められたいから、
先生に感謝の気持ちを伝えるなら、
勉強を頑張って成果を出すしかないから、
だから頑張るんだ!!
という方向へと変わりました。
なのでわたくしは、「勉強しなさいっ!」とか、
言う必要が殆どなくなりました。
勝手に、自らしてくれます。
これ、本当に助かっておりまして、
今までのわたくしのストレスが嘘のように無くなりました。
担任は中国系アメリカ人の男性教師なのですが、
さすがNY育ち、
とても早口で冗談をよく言う、
数学とテクノロジー専門の先生ですが、
サイエンスも教えていた経験がある方で、
完全なる理数系。
同じアジア系ということもあってか、
無意識なのでしょうが、
アメリカで頑張るアジア系生徒を、
とても応援してくれます。
息子は、
「先生は教え方がとても興味深くて、
僕の人生で最も尊敬出来る先生になると思う!」
と言っていたのですが、
その思いは今も変わらないようです。
そして、
「先生の熱意や教え方に感謝の気持ちを示したければ、
学生の僕が出来ることといえば、
勉強を頑張って、テストで満点を採って、
先生の教え方は完璧だよ!
全て理解出来てるよ!
と伝えることだと思うから、
だから僕は頑張るんだ!」
と、
そう言ってきました。
わたくしがNYの大学で体験したことと全く同じ!
これが大きな一歩になってくれるといいなと願います。
このような担任に恵まれたことを、本当に嬉しく思います。
且つ、この経験を通して、
たとえ今後、嫌な先生に当たったとしても、
その先生の良いところを見出して、
自分のモチベーションに繋げられるように、
そして、
学ぶこと、知識を得ることは自分のためであって、
それを与えてくれるどんな教師にも、
どんな教育機関にも感謝できるように、と。
そうなってくれたら、
もう勝手に学んで、楽しく高成績が維持出来るようになると思います。
小学4年生という早い時期に、
担任のお蔭で息子が悟ってくれました。
家庭学習で息子と二人三脚でやって来たわたくしとしては、
とても大きな変化となり、助かっています。
こんな先生と、わたくしも子供の頃に出会いたかったなぁ。。。
残念ながら、日本では出会わなかったもんなぁ。。。
自分に「イナヅマ」が落ちるような教授との出会いがあったから、
わたくしは、アメリカがどんな腐った国になろうとも、
アメリカに対する感謝の念と、恩は持ち続けるのです。
金髪、ピンヒールで、
ピアノバーでバイトしてると勘違いされることが多かった(旦那の上司もそう思ってた)、
当時のわたくしは、
それでも、アメリカ人に負けるもんか!と、
スタート地点が遅れたなのなら、
3倍勉強して取り戻してやる!と、
教室の最前列で、
教授の言うことを、たとえ雑談でも聞き逃すまいと、
噛り付くように聞き入り、
試験は絶対に100点を目指し、
皆の度肝を抜いておりました。
そんなある日、教授に呼ばれ、教授室に行くと、
「もう、分かったから。。。」と。
「キミの負けん気も、キミの頑張りもよく分かったから。
キミはアメリカ人に張り合わなくても、
十分この国でやっていける。
キミが神様から与えられた、性格、根性、髪の色、容姿、背の高さで、
十分NYで通用するから、
キミらしく、
キミの素のままで行ってごらん。
キミは、アメリカに合った人物だ。
キミの学びたいように学んでごらん、必ず成果が付いてくるから。」
と言われました。
わたくし、そんなこと生まれてそれまで、
一度も言われたことありませんでしたから、
「何言ってんの、この人~?」と意味が分からず、
暫く放心状態だったのですが、
その言葉は、帰りの地下鉄の中で頭の中をグルグル回り、
漸く胸に届き、
そのときは涙が止まりませんでした。
こんなこと言ってくれる教授っている?
それから間もなく、髪を黒に染め、10年ぶりに地毛に戻し、
スニーカーを履くようになり、
張り合うのではなくて、
自分のしたい勉強の仕方で進めていきました。
そして、2つの私立大学の推薦入学へと結びつけました。
推薦状は、その教授が書いてくれました。
あれっ?話が逸れた。。。(汗)
わたくしが、我が子達をアメリカの国のためになる子に育ってほしいと思ってしまうのも、
そんな教授の出会いがあったからなのです。
それくらい恩師との出会いというのは、
一人の人生だけでなく、
未来へと続くんです。
その日、その課題を教えて終わりなのではなくて、
この子の未来に関わっている思いで教えていただきたいです。
ほんとに。
教育に関わっている方いらしたら、どうぞよろしくお願いしますね。
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