Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

6歳娘の鋭い切れ味に驚く(汗)

2016-12-15 | 娘よ。。。(汗)

義理父が亡くなった翌日の夜、
旦那が子供達に説明しました。

「実はグランパが死んだんだ。
飲まなくてはいけなかった薬を、ちゃんと飲まなかったのか、
沢山飲んじゃったのか、
勝手に漢方の薬を飲んで、
病院で貰っているのと飲み合わせが悪かったのか、
その辺は分からないのだけど、
どうも眠ったまま、
そのまま死んでいたんだよ。」
と言うと、

息子は笑顔で、
「うっそ!」
「またまた~、お母さんが冗談企んでる!!」
と、目をキラキラさせて信じません。。。(汗)

ところが娘はというと、
これまで彼女の口から「グランパ」のことを話すことは一度もなかったのですが、
「ちょっと悲しいけど、ちょっと良かったよね~。
これでラクになる。」
と、まだ突然の訃報から立ち直れていない旦那に面と向かって言うのです。

えええっ?!
何を言い出すんだ?この子は?

と、わたくし、
姿を消し、
廊下からそっと聞いておりました。。。

旦那が「ちょっと良かったって、どういうこと?」
と言うと、

「だって、もうウダウダウダウダして、
弱音ばっかり、不満ばっかりで、
家に来てもゾンビみたいで、溜め息ばっかりだし、
あれしてくれ、これしてくれで、
ほんと堪らなく迷惑だったから、
それが無くなるんだから、良かったじゃない?」
と、
それはまあ恐ろしい切れ味。

すると旦那、さすがに機嫌が悪くなり、
「そんなことを言うもんじゃない!
グランパはお前たちのことが好きだったんぞ。
迷惑とかはお父さんやお母さんが掛けられていたことで、
お前たちに迷惑を掛けていたわけではないんだから、
そんなこと、子供が言うべきじゃない!」
と言うと、

反撃!

「何言ってんの!
十分迷惑掛けられてたわ!
グランパがダダに電話でなんか言えば、
ダダが不機嫌になって、
私たちを怒鳴ったり、怒ったり、
いっつもそうだったじゃない!
もう、いい加減にしてほしかったのね。
私たち何にも悪いことしていないのに、
ずっとブリブリされて、怒鳴られてで、
堪んなかったわ!」
と言い、

確かにその通りでしてね。。。(汗)
「今日はグランパがダダの会議中に10回くらい電話したとかで、
ダダ機嫌悪いから、
いい子にしてないと怒鳴られるよ。」
とかね、
そういう母と子のチームワークで乗り切っていたのは事実なのです。

廊下の陰で「そうだ!そうだ!」とガッツポーズ!
わたくしでさえも言えなかったことを
娘が恐ろしいほど単刀直入に言いました。

旦那が小声で、
「それはダダが悪かった。ごめんなさい。」
と娘に謝っておりました(苦笑)。

その後、
「それにしてもよかったね~。
苦しむこともなく、痛むこともなく死んでいったんでしょ?
老衰みたいだよね。
今の時代に珍しい死に方だよね~。」
と、とても楽観的に捉える息子とは裏腹に、

「でも、何か怪しくない?
この間の健康診断でどこも悪くないって言われてたよね。
血圧と胃くらいで、
下手するとお母さんよりも健康なんじゃない?
って言ってたよね。
もう死ぬぞ、もう死ぬぞって、
何度も脅してたくらいだし、
ワザと薬を飲んだ可能性もなくない?
解剖とかしてみたほうがよくない?」
と、娘。

こういう話を葬儀中に、
「子供達、悲しんでない?大丈夫?」
と声を掛けてくれた旦那の友人に話すと、
「すっげ~!6歳児。
そのキツい口調は、まさに父親似だね~。」と。。。

ええっ?!
わたくし似かと思って引いておったんですが、
旦那似でしたか?
旦那もキツいですからね。

ともあれ、
きっつい娘です。

わたくし、娘と仲良くしていないと、
老後は滅多打ちにされそうです(苦笑)。

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