筆をくるっと返す、簡単そうなんですが、相当難しいんですよね。
ただ、ここまで手を取って、秘儀のような筆遣いを指導してくださる先生はないよって、書道歴が何年にもなる中山さんが仰っていました。
そう、普通は、そんな細かいことは絶対に教えない、自分で盗ん会得するものだって。
〇十の手習いではありませんが、先月から、静岡の福田房仙先生の房仙塾にお世話になり、生まれて初めての書道というものを経験させていただいています。
そもそも、この年齢になってなぜ?ってことなんですが、筆字が書けたらなあと思い、孫たちの通う書道教室に一緒にとも思ったりしていたのに、忙しさにかまけてずるずると数年。
昨年だったか、友人のFBを見て、こんな先生のもとで手習いが出来たらと思っていたところ、縁あって年を越した今頃。
筆字が書けるだけなら、孫と一緒に三軒目の書道教室で何ら問題はなかったと思いますが、我が国の“道”に共通した思念、そんなことの一端に触れたいと思ったことも大きな動機なんですね。
房仙先生、華奢な身体ですが、眼差しが優しくもありながらとても厳しい。
きっと、友人のFBを見て、そんなお人柄を感じたからなんでしょうね。
今日は2回目ですが、もう先生の慧眼で腹の底を見抜かれてそうだなと感じ、こりゃ、当分足抜けできないかも~と。
上達はともかく、くるっと返すとか、何度も何度も先生の筆運びを見させていただき、そうか、そうかと思いながらも、思うように動かない手もまた楽しく、手習いハマるかもと思っています。
それはそうと、初段だという孫は教室の先生から甚く嘱望されていると伝え聞いていますが、一緒に半紙に向かう日が来るのか?とか夢想するのも面白い!
もう一つ、明日は、皆生の東光園で「第3回 米子房仙塾書道展」及び「書道ライブと健康ランチ会」が開催されますよ。
詳細は、https://www.facebook.com/events/319911708576557/ をご覧ください。