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小田原の端々



酒匂小学校正門前の市有地には、旧酒匂村役場や古い蔵が残存していて昭和の頃から変わらぬ風景が残されている。しかし、施設の維持管理のための問題解決や、市有地活用による財源確保のため民間事業者による再開発が行われる。国道1号脇の酒匂小学校前の市有地で酒匂市民集会施設用地活用事業が11月下旬より着工となった。事業の概要は、市有地を民間業者に20年間賃貸し店舗運営を行ってもらい地代収入を得るもの。事業面積は約約2750平方メートル。着工直前に現地を訪れると、自治会の掲示板に事業後のレイアウトが貼られていた。事業スケジュールは既存建物解体・樹木伐採が来年2月末まで。店舗の建設は来年6月1日から10月15日まで予定されている。建設される店舗名も記載されていてドラッグストアのクリエイトか開店する予定。事業の工事によって酒匂小学校正門は西側に移設。来年の秋にこの場所から酒匂小学校方面を見ると、クリエイトの店舗正面が見えるはず。酒匂小学校正門の西側には、古い蔵や市民集会施設が残存しているほか樹木も多い。市内でも段々と少なくなってきた昭和の風景が残っている一角。事業用地内で一番目を引くのが1930年築の旧酒匂村役場。平成8年からは酒匂市民集会施設として使用されてきたが老朽化により廃止となり、本事業により解体されることになった。国道1号沿いの松並木も年々と数が減り、酒匂小学校前の風景は古き昭和の佇まいからドラッグストアへと移り変わっていく。着工前の風景は動画でも記録出来たので、工事の進捗もこまめに撮影したいと考えている。

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