小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



10月26日、小田原は晴天の一日。朝から爽やかな青空と暖かな日差しで過ごしやすかった。午前中、外回りの途中に寿町でパンを買い小田原フラワーガーデンに立ち寄った。朝、寿町のパンの花でパンを買い小田原フラワーガーデンへ。日差しがたっぷりでアルカディア広場の花壇の花も綺麗に見える。バラ園を少し散策。前回訪れた時と比べ花の数も増えている。蕾もだいぶ開花していた。来週後半くらいが秋バラの見頃のピークではないかと思う。バラ園に置かれたベンチに座り朝食タイム。パンの花でさつま芋パンとエビカツバーガーとマロンデニッシュを購入。3つで660円。 240円のマロンデニッシュは濃厚なマロンクリームと軽めの風味のデニッシュ生地が良くあっていて美味い。前にもパンの花のマロンデニッシュを買ったことがあるが、パンの形状やクリームがそのとき時と変わっていた。客先を何軒かまわり昼過ぎに早川で昼食。店を出てから小田原漁港を少しばかり散策する。冷蔵倉庫裏手に大きなクレーンが見えたので行ってみると、しばらく休工していた本港東側の護岸工事が再開していた。新1号防波堤の横では台船が係留しており浚渫作業が行われていた。夏の間に中断していた消波ブロックの沈設も12月から再開予定なので、また早川沖で大きなクレーン船が見れるかもしれない。午後の暖かな日差しの中、穏やかな港をのんびりと散策。週末も今日と同じような天候だと良いのだが、日曜日は雨のようなので明日は早起きして色々と出かけたい。

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昨年は小田原市内のほぼ全てのパン屋に出かけることが出来たので、今年は範囲を広げて西湘地区2市8町のパン屋巡りが出来ればと考えていた。しかし湯河原町へは外回りや休みの日に出かける機会が少なく未訪の店が4店ほど残っている。今日は湯河原へ出かける用事があったのでその中の一軒のパン屋に立ち寄った。国道135号から幕山方面沿いにかけての道沿いには未訪のパン屋さんが2軒ある。今回は湯河原鍛冶屋に今年オープンしたはなはなパン工房へ。鍛冶屋の五郎神社手前を左折するとすぐにはなはなパン工房の店舗が見える。古民家を改装した店舗で縁側に陳列ケースを置いて販売を行っている。パンの種類は10種類ほどだった。湯河原でパンを買った帰りに真鶴岬に立ち寄る。岬の先端の広場には以前から猫が数匹住み着いている。今日はマスクをかぶったような柄の黒猫が日当りの良い場所でくつろいでいた。展望台のフェンスの先では三毛猫がまどろんでいた。この三毛猫は3年くらい前から真鶴岬に訪れると度々見かける。パンを片手に三石海岸へ続く階段を下りる。階段の途中にある喫茶店はオーナーが変わったようで以前とは違った店構えになっていた。階段を下り三石海岸へ。昼過ぎまで曇り空だったが、午後3時近くになってだいぶ晴れてきた。波も穏やかで気持ちの良い秋の海辺。この時間帯は満ち潮のようで三石に続く岩場は海の中に沈んでいた。暖かな日差しに穏やかな波音と時折聞こえる海鳥の鳴き声が心地よい。三石海岸の岩場に座りオヤツタイム。はなはなパン工房でウインナーパンとクリームパンと大納言パンを購入。3つで590円。 150円の大納言は甘く煮た大納言が生地に練りこまれている。噛み応えのある生地とほのかな甘さの大納言が良くあっていて美味しい。 290円のウインナーパンも、しっかりとした生地の風味にウインナーの味わいのバランスが良くて美味い。穏やかな海を眺めながらパンを食べて気分転換。ふと目の前に影がよぎったので上を見るとトンビがパンを狙って上空を旋回している。慌ててパンを食べて三石海岸を後にした。

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小田原市久野から南足柄市にかけての明星ヶ岳や明神ヶ岳の中腹にはいくつかの林道が敷設されている。先日、その中の林道足柄線を経由して明星ヶ岳の登山道まで向かったところ林道沿いの広範囲で土砂災害が発生していた。南足柄市塚原の広域農道。林道に向かうのにはゴルフ練習場近くの脇道を山方面に曲がる。脇道を曲がると程なく長泉院参道の石碑が見えてくる。ゆるやかな坂道を道なりに直進。農道の脇道から1.4kmほど進むと明星林道との合流点へ出る。右に進むと最乗寺方面。左へ進むと塔の峰方面。まっすぐ進むと林道足柄線の起点へ至る。合流点先には車両通行止の看板。この日はランニングだったので特に気にとめず直進した。明星林道との合流点から1.5kmほど直進した地点で道路を封鎖するように土嚢が置かれていた。周辺では特に工事が行われている気配も無い。土嚢の先を見ると土砂と倒木が道路を埋め尽くしている。どうやら土砂崩れがあって、その土砂を流出を防ぐために土嚢が置かれているようだ。少し先は明るく開けたようになっているので足元に注意しながら先に進んだ。土嚢の先に進むと、道路両側の木々が無く開けていた。結構大規模な土砂崩れで道路が寸断されており周辺の杉林が流されている。従来あるべき道路部分は左下から奥の林の中へと続いている。直進すべきか迷ったが、土砂の上に踏み跡がいくつも残っている。どうやら林業関係者や工事関係者の出入りがあるようなので、土砂の上を歩き先の道路へと向かう。途中、土砂崩れ現場の上部を撮影。100mほど上から土砂崩れが始まっている。この現場でいつ土砂崩れが発生したのか分からないが、倒れた杉の木の葉が枯れていたので昨年の夏から秋にかけてかもしれない。土砂崩れは斜面下の沢まで続いていた。いずれ復旧工事が行われると思うが、下の沢には恐らく砂防ダムが設置されるのではと思う。土砂崩れの現場を通るとほどなく林道足柄線の起点に到着。この林道を進むと明神林道との合流点に至る。林道足柄線の起点の看板を過ぎてすぐの路面には枯れ木や小石が流れた跡。林道足柄線も先ほどの土砂崩れで車両が入れないので結構荒れている。土砂崩れはもう無いだろうと思い林道を進むと小規模の土砂崩れが10ヶ所以上あり道路が数メートルにわたり寸断されていた。林道足柄線を進むにつれ路面の状況は悪化する一方。道路中央に亀裂が走り、至るところで陥没している。損傷している区間は数キロにわたっているので、復旧には相当の時間を要しそうに思える。この林道足柄線沿いは、2010年の全国植樹祭りの植樹会場の一つだったようで、森林再生パートナーの企業の看板が設置されていた。車止めの広場の片隅には南足柄市塚原ボランティアフィールドの看板も設置されている。ボランティアと森林再生パートナーの企業が水源の森林を守る活動を行っていくと記載されているが、林道の状況が悪すぎるので現在は活動は行われていないようだ。ボランティアフィールドの斜面にはヒノキの苗木が植林されていた。ボランティアが活動できるようになるのにはだいぶ先ではないかと思う。林道足柄線沿いで植樹祭関連の植樹や整備が行われたのは2010年前後なので、それから数年の間に林道の状況が土砂災害などで一気に悪化したようだ。復旧工事が早く始まるのを願うばかり。

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小田原市板橋界隈の旧東海道沿いで目を引く建物が代々醤油醸造業を営んできたきた内野家の邸宅。先週末、散策の途中に内野邸の前を通るとイベントの一貫として邸宅内が公開されていた。小田原市板橋で3代にわたり醤油醸造を営んできた内野家。通りに面した木造2階建ての住宅兼店舗は1903年11月に竣工。建物は文化財には指定されておらず存廃については現在検討中で、存続させるためのテストケースとして、板橋界隈でイベントが行われる時などに公開していく意向のようだ。ご主人に話を伺ったが、個人では建物の維持管理を行うことが困難とのこと。通りに面した蔵造りの住宅兼店舗脇から敷地内へ。敷地内には文庫蔵や穀蔵、醤油醸造の工場や倉庫が配されている。訪れた日は写真右側の蔵で写真展が行われていた他、住宅内や工場跡が公開されていた。かねてから内野邸内で一番見たかったのが、赤いトタン屋根の醤油醸造の工場と倉庫。内野家で製造していた醤油は武功醤油の商標で販売されていた。かつては小田原の学校給食の醤油には武功醤油が使われていたとのことだが、醤油の醸造は昭和50年代に残念ながら廃業。写真を撮りながら工場跡の入口へ。壁には古い配電盤。入口脇には年季の入った道具が吊るされていた。武功醤油の工場内へと進む。工場内は天井が高く中央には大きな木製の樽が並んでいる。廃業してから30年以上経過しているためか醤油の匂いはまったくしない。工場内の一画には圧搾機と思われる古い金属製の機械も残されていた。工場入口から奥へと進む。すると突き当たりの戸が開いていて外からの光が差し込んでいた。工場西側の戸から外に出ると、用水路沿いの道に出た。武功醤油の工場裏手は以前から気になっていた用水路沿いのコンクリート造りの建物だと初めて知った。このコンクリート造りの建物は、西隣の製麺工場だと思っていたのでかなりびっくり。用水路に架る小さな橋を渡り再び工場内へ。さび付いて年季の入った扉と古いコンクリートの組み合わせがなんとも堪らない。長年見たかった内野邸や醤油工場内を見学することが出来て、とても有意義な時間となった。尚、内野邸や工場跡は常時公開している訳ではないので、公開は周辺のイベント時などにあわせて限定的に行っていく予定とのこと。存続には色々とハードルが高いが有効な保存策が見つかることを願っている。

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小田原市早川の小田原漁港は大まかに本港と新港に分かれており、新港の西側では数年前から防波堤などの港湾工事が続いている。先日、新港西側の工事の様子を見に立ち寄ったところ本港内でも工事が行われていた。小田原市早川の小田原漁港本港。港内はコンクリート岸壁で囲まれている。小田原漁港内の岸壁や突堤には各々名称があって、写真左下の岸壁は1号護岸、右下は2号護岸とのこと。その2号護岸の端にフェンスが設置され工事が行われていた。岸壁に下りて工事現場を撮影。工事看板によると岸壁の耐震補強工事とのこと。護岸の前の海面にはシルトフェンスが張られ、岸壁に沿って足場も組まれている。反対側から撮影。フェンス内には重機が2台置かれている。1台は小型のクレーンで、もう1台は多分ケーシング用の重機。工事現場近くには建設資材が置かれていた。鋼材とシートに包まれた筒状のもの。これらを埋め込むか新設して耐震補強を図るようだ。この2号岸壁の耐震補強工事の工期は来年3月末の予定。耐震補強なので工事前後では見た目はほとんど変わらないかも知れない。

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