小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



散策の途中に目にする色々な看板のなかに、個人的に好きなものや気になるものがあって写真に残している。市内の酒屋さんの看板にはいくつか特徴のあるものがあって、店の前を通る時にはつい看板を見上げてしまう。小田原市扇町の旧道沿いにある酒屋さんには、缶ビールの立体看板が取り付けられている。高さ1mはありそうなバドワイザーの缶ビールの立体看板。よく見るとプルタブがめくれていて細部にもこだわりがある。店の前を通るたびに、缶ビールの上の部分はどのような作りになっているのかと気になって見上げている。続いては小田原市中里の県道717号川東タウンセンター入口交差点角にある酒屋さんの看板。屋号にあわせて看板は富士山の形。雪を冠した富士山の看板は結構インパクトがある。この酒屋さんにはもう一つ好きな看板が取り付けられている。70年代から90年代にかけてサントリーから発売されていたオレンジ50の瓶型の看板。つい懐かしく感じて通るたびに見上げている。店の富士山の看板ともどもこれからも長く残ってほしい看板のひとつ。最後に紹介するのは小田原市鴨宮の巡礼街道と水道道が合流する角にある酒屋さんに取り付けられている看板。気になっているのは右のハイネケンの看板ではなく、左の清酒舞姿の看板。舞姿は南足柄市岩原にかつて存在した蔵元のブランド。数年前に廃業してしまい、蔵元の建物も残っていないので、舞姿のブランド名を目にするのはこの看板くらいではないかと思う。小田原市内にあった蔵元もやはり数年前に廃業してしまい、日本酒を取り巻く環境は年々厳しさを増しているが、出来れば地元にあった蔵元の記憶や記録を残せたらと思っている。

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