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小田原の端々



今年の8月、小田原市国府津の森戸川の天神橋近くに設置されている水位観測所に出かけたところ、天神橋の架替工事のお知らせが掲示されていた。掲示内容によると住民説明会が8月下旬に行われ、それから着工されるようだが工期は記載されていなかったので9月下旬、散策の途中に様子を見に立ち寄った。9月27日、散策の途中に森戸川の天神橋に立ち寄った。もう着工して取り壊しが始まっているのかと思ったら、まだ普通に通行も出来ている状態だった。橋の近くには工事看板が設置されている。工期は平成26年3月14日まで。竣工は再来年の春とだいぶ先。架替られる天神橋は昭和30年1月の竣功。57年前に架けられた車が1台通れるくらいの小さなコンクリート造りの橋。天神橋は2級河川の森戸川に架る古びた橋だが、欄干に蔦が絡まりなんとも言えない風情があって以前から好きな地元の橋だった。橋の写真を撮っていると、どことなく以前の風景と比べ違和感を感じる。天神橋左岸を見るとなんと天神橋の近くにあった水位観測所が撤去されていた。パイロンの置いてあった場所に物置くらいの観測所と電柱が立っていたのだが。天神橋近くのフェンスには架替工事についてのお知らせが貼ってあった。内容と位置図によると天神橋上下流の森戸川河川改修事業に伴い、天神橋の架替も行われるとのこと。天神橋の下流では数年前から河川改修の工事が行われ、護岸が新しくなり川幅も広がっている。まもなく始まる工事では天神橋周辺も川幅を広げる河川改修が行われるのかもしれない。工事お知らせによると工事期間中は終日車両全面通行止めだが、歩行者と自転車は通行可能と記載されている。どのような架替工事になるのだろう。蔦の絡まる古い天神橋はまもなく取り壊されてしまう。新しい天神橋はどのような橋になるのだろう。再来年の春を楽しみに待ちたい。

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