1
楽しみの種は尽きません。
2
わたしが草をどれだけ抜いても、草は直ぐにまた芽生えてきます。元通りになります。
3
で、わたしの出番が来ます。
4
わたしは畑に行って草を取ります。
5
するとわたしはにこにこになります。楽しみの種は尽きません。
6
草取りがお爺さんのわたしの「仕事」になっています。
7
すると、「おれだって仕事をしているんだぞ」っていう威張った気持ちになれます。
8
「役に立っているんだぞ」という誇りが生まれます。(ほんとに役に立っているかどうかは不明)
9
いやいや、そういう理屈を付けなくったって、楽しいのです。草取り作業は楽しいのです。
10
無心にしてくれるのです。