数日前、この本の返却があったとき「予約票」なるものが出てきました。
氏名を見ると、同僚の鉄子さん(鉄道が大好きな女性)。
私もこの本を予約してしまい、今日やっと借りられました。
目を引くような表紙になっていますね。
鉄道ファンなら1度はあこがれてしまう、肥薩線の嘉例川(かれいがわ)駅です。
開業は1903(明治36)年1月15日、駅舎も開業当時からそのまま変わらぬ。
有形文化財に登録されているので、永久的に保存されます。
本文で写真などで詳しく紹介されていますが、107年前の雰囲気が味わえそうです。
嘉例川駅・・・アクセスは鹿児島中央駅から特急「はやとの風」で約45分。距離は43キロ。 どれも捨てがたいですが、あえて1枚にするなら、「採銅所(さいどうしょ)駅」。
小倉駅から日田彦山線でおよそ40分くらいのところなので、この古めかしい駅舎はインパクトが強く、忘れられない光景でした。
採銅所駅・・・1915(大正4)年開業 駅舎も95歳。アクセスは小倉駅から24.2キロ。およそ40分。
もしかしたら・・・と昔の古いアルバムを開いてみたら・・・ 呼野(よぶの)駅でした。
長門二見 → 博 多
経由:山陰・山陽・鹿児島線・日豊・日田彦山・後藤寺・筑豊・篠栗線・鹿児島線
平成4年3月7日なので、なんと18年前!?
経由欄を見ると、かなりへそ曲がり。「普通」だと面白くないから変な経路・・・というのは今も変わらぬ。
山口の田舎に帰るのに、内房・外房・総武・東海・山陽・伯備・山陰・山口線。
「これでも小倉南区内ですぞ~」とアルバムのコメントに書かれていました。
政令都市だというのに、この風景や駅舎は信じられないと写真を撮った記憶があります。なぜか採銅所駅は抜けていました。
北九州市内は当駅までで、そのとなりは採銅所。行政区域も変わり、田川郡香春(かわら)町になります。
九州から北海道まで現存する古き良き昭和の懐かしい駅舎がたくさん収録されています。
にっぽん木造駅舎の旅 100選
著者:萩原 義弘
発刊日:2009年12月15日
出版社:平凡社
定価:本体1600円(税別)
ISBN:978-4-582-63448-8