ゆうメール(書籍を送るとき)、ポスパケット、特定記録郵便など料金ぴったりの切手、しかも昭和30年~40年代に発行された古い記念切手の組み合わせ。
郵政省から日本郵便事業に引き継がれ、現在も使える切手だが、郵便局窓口の売り上げに協力し、目を引くような切手も次いでにシートで買っていくので、「全日本切手展2010の招待券ありますよ」ともらってしまいました。
珍しい切手ばかり貼って送る、変な人だと顔を覚えられてしまったらしい・・・。
場所は東京都千代田区大手町の「ていぱーく」、期間は4月23日(金曜日)から25日(日曜日)。 東京駅丸の内北口から歩いて10分くらい。
4月25日は珍しく、爽やかなお天気でした。
ここに向かう途中、皇居の芽吹く新緑が「さあ、あなたも都心の深い森へようこそ」と私に話しかけているかようでした。
ていぱーくの次は皇居というコースにしました。
去年の今頃も来ているので、およそ1年ぶり。
去年は緑濃かったのに、今年は新芽が出たばかり。
異常な寒さが続いているからでしょうか。 今年の展示は、古沢保氏の風景印。
書籍「ビジュアル図解 東京「風景印」散歩365日―郵便局でめぐる東京の四季と雑学」も出ています。
同じ東京都内の伊豆諸島や小笠原もあるかなと思いましたが、例外でした。 数枚も並んだ風景印の中から珍しいと思うものは「最高裁判所内郵便局」の風景印。
最高裁判所なんて、一般の人にとっては敷居の高すぎる場所ですが、裁判そのものに用事がなくても郵便局なら行けそうです。
最高裁判所内の風景印でお手紙が届いたとしても、「何で私が最高裁判所に!?」とドキッとしそうですが、裁判所からの郵便は「特別送達」と言い、面白半分で風景印は付かないのは確か。 東京都庁内郵便局。
切手までも風景印のデザインに合わせていますね。
東京都のシンボルマークは「イチョウ」。
都章になっているデザインです。 伊豆諸島・小笠原の関する風景印はないかなと捜したところ、御蔵島郵便局の1局だけでした。
伊豆大島から小笠原・母島まで全部、もれなく風景印を備え付けられています。
特に珍しがられているのは、絶海の孤島、青ヶ島郵便局と東京都最南端の母島簡易郵便局。
風景印の押印件数があまりにも多すぎたのか、印面がすり減ってにじみ出るようになりました。一刻も早く新しいのに取り替えて欲しいなと思います。
展示のなかで興味があったのは四季の切手。
何気なく使っている切手のデザインを見極め、どの四季に該当しているか、しっかり仕分けしています。
季節外れの切手にならないように、今の季節にふさわしい切手のほうが受け取った相手は喜ばれそうですね。
郵便料金の移り変わり。 見覚えのある、懐かしい普通切手がいっぱい。
はがき50円、封書80円になったのはいつでしたっけ?
正解は、平成6(1994)年1月からでした。
テーマごとに分けた、絵封筒に使われる切手たち。
海に関する絵封筒はこの切手を使うと似合うらしいです。
案の定、沖縄や小笠原の切手も出ていますね。
絵封筒にふさわしい切手を貼付し、相手に届ければ嬉しさ倍増。
私は絵があまり得意ではないので、切手の組み合わせでアピールするしか・・・。