夕方、玄関に近づくと、遠い昔の記憶をよみがえらせるほどの懐かしい「におい」が漂ってきました。 正体はこれでした!
醤油と日本酒で味付けした、ドックおじさん(父)の得意料理。
山口県の日本海側の小さな漁村に住む伯母から宅配便で新鮮な魚介類3箱も・・・。
同じサザエだというのに、冬と夏の味が微妙に異なり、夏のほうが断然美味しい。パクパクと立て続けに戴いてしまいました。
山口に住んでいた頃は「磯の香り」が麻痺してしまうほど毎日当たり前のように食していたのですが、ここだと口にする機会が滅多にないため、本当に懐かしい味がしました。
房総半島南部の「サザエ」はあまり磯の香りがしません。養殖で育ったせいでしょうか。
天然のサザエは必ず「磯の香り」がします。
伯母が育てた、トウモロコシ。
すごく甘味がして美味しいです。
従兄弟が釣ってきた「イサキ」の刺身。
故郷とまったく同じものを1000キロ離れていても、食することができるなんて幸せ~ お盆に近づくと、故郷に里帰りする方も増えています。
私もかつては都会の喧騒さを忘れさせてくれるために何度か里帰りしていました。
しかし、現在は親と同居しているため、里帰りする機会が減ってしまいました。
父も毎年夏になると、この海が恋しくてたまらないそうです・・・。
房総半島の南部は故郷に似たような風景がいくつかありますが、それは全く見知らぬ異国の海。使い勝手の知らない海に入るのにちょっと抵抗感がするとのこと。
(写真2枚とも、2000(平成12)年8月6日、山口県豊北町二見で撮影。現在は下関市)