東京都青ヶ島村。
中学校社会地図帳で青ヶ島の存在を知り、長年も憧れていた上陸を果たしたのは今から11年前の1999(平成11)年。
2001年、2002年、2007年、5回目の青ヶ島はぜひ牛祭りを見てみたいという思いが実現できました。
朝一の八丈島行きの飛行機に乗れば、9時20分発のヘリコプターに乗り継ぎ、東京からわずか2時間で青ヶ島に降り立つこともできる。
しかし、今回の旅は東京からどれだけ離れているか、実感したくて目的地まで全区間船旅。 八丈島行きの「かめりあ丸」は22時20分出航なので、19時頃自宅を出発。
浜松町駅までJRです。国鉄王国のボロ房線もご覧のとおり次々と新しくなりました。
竹芝桟橋では三宅島、御蔵島に行く人でごった返していましたが、八丈島行きは少なかったような気がします。飛行機も船もほぼ同じ運賃なので、飛行機で行ったほうが早いからでしょうか。 八丈島が見えてきました!!
飛行機は45分、船旅は11時間。
2等は雑魚寝、2等特別はベッド。
朝5時に三宅島、6時に御蔵島。
2等雑魚寝は船が島に着くたびにバタバタと足音がして目覚めてしまうので、今回は2等特別のベッド。誰にも邪魔されずに安眠できます。 揺れが激しい還住丸は船酔いしなかったのに、かめりあ丸で珍しく船酔い。吐いてしまいました。
還住丸は自分の大好きなところに連れてくれるので、ちょっと興奮気味だったかも。
底土港から反対側の八重根港まで横断するのにタクシーで1850円。
八重根港に着くと、青ヶ島行きの還住丸が待機し、クレーンを使って青ヶ島行きの貨物を積む作業が見られました。
10時30分。八重根港を出発すると、みるみるのうちに八丈島が小さくなってしまいました。
出たばかりだというのに、激しい揺れ。
操縦席の窓にさっぷ~ん!と白い波がかかり、ワイパーも激しく動かしていました。
椅子席があっという間に埋まり、座敷も横になれるスペースがなかったので、地階の客室へ。激しい揺れでまともに歩けない状態なので、船では横になって眠るとよい。
青ヶ島は縁もゆかりもないところだというのに、なぜか好きです。