8月16日。部屋の気温34.8度。青ヶ島に滞在中は初日を除き、2日間はよいお天気に恵まれ、外で思いっきり遊んだのですが、暑苦しくありませんでした。
もしかすると、ここは青ヶ島より暑いかもしれません......。
畑を見ると、暑すぎたのか、サラダ菜や沖縄の人参があまり大きくなりません。
野菜も暑さにやられてしまったでしょうか。
たぶん暑さに慣れている、うちなーんちゅ(沖縄人)が東京に来ると、酷暑にビックリするかも知れません。
夜になっても部屋の気温32度。
防犯上窓を閉めなければならないので、親が寝苦しくないようにエアコンの「2時間のおやすみモード」にして入れました。
これからは1.5メートル以内の穏やかな海が続くそうです。
1年の中で最大イベントの牛祭り期間中に欠航続きとはお天気に翻弄されたという感じですね。
仕事を休んででも、もう1度青ヶ島に行って、やり直したいくらいです。(笑)
伊豆諸島開発の船舶は父島~母島間の「ははじま丸」と八丈島~青ヶ島間の「還住丸」、故障やドック入りに備えての予備船「ゆり丸」の3隻。
小笠原に行くと、母島に直行。八丈島だと青ヶ島へ。
どちらも伊豆諸島開発の船にお世話になっています。
「ははじま丸」は大型客船の「おがさわら丸」に接続するダイヤが組まれているので、南方で台風が発生すると、欠航することのないように前倒しで出航するなど予定が変更されることもあります。(ただし、接近中は運休) 八丈島~青ヶ島間も定員140名の「ははじま丸」(490トン)に似たような船を就航させたいところですが、青ヶ島村の人口はおよそ170名。こんなに大きな船だとまるで空気を運ぶかようになるし、燃費を考えると効率がよいとは言えない。
定員45名の還住丸(120トン)はとても小さく、波が出ると木の葉のようにゆらゆら・・・と揺れてしまいますが、島民にとっては大切な連絡船です。
さて、今回の青ヶ島行きは全区間スローな船旅を選んだため、久しぶりに「還住丸」に乗りました。
2階の前方に3人掛けの椅子席が6脚、後方は8畳くらいの和室。
すでに埋まっていたので、窓のない地階の10畳くらいの和室にしました。
牛祭りに参加する観光客や帰省客、テレビ取材のスタッフ・・・などでいつもよりは多かったみたいです。
初めて青ヶ島に来たときは、海がずっとべた凪ぎだったので、到着2~30分くらい前にデッキに出て、しだいに大きくなる島影に感動していました。
ところが、今回はずっと立っていられないほど激しい揺れが続くので、ずっと横になって寝てしまいました。 デッキに出れたのはとっくに港に着いてしまいました。
船の出入口が打ち寄せる波でアップダウン、ちょうど桟橋と同じ高さになったところ、船員さんに引っ張られながら飛び降りた。
還住丸と桟橋の間にクレーンで大きなクッションも吊り上げられていました。
もし、クッションがなければ波が押し寄せ、船が壊れてしまう恐れがあるからでしょうか。
「人間鳥かご」のようなものを見かけましたが、今回の出番はなかったようです。
(※「人間鳥かご」・・・・桟橋から直接船に乗り込むことが困難なときにクレーンで人を乗せた鳥かごを船に移動する手段)
宿の女将さんに簡単な身振りを交えながら「おひさしぶりで~す!今日は波が高かったのよ~。無事に来れてよかったね、さあ、乗って」と言われましたが、その言葉に隠された意味を知る由もなく・・・・。
「波が高い」と言われたときは、なんだかイヤな予感がしたのですが、これでも船が来てくれたので、まあ大丈夫だろうと思っていました。 今度は、青ヶ島発のお客さんを乗せ、そそくさと出航!!
明日(10日)は牛祭りなので、貨物なしの旅客のみ。
「明日もたくさんの人を乗せて来いよ~」と手を振りながら見送り。
八丈島から青ヶ島までの還住丸の動画をアップしました。