檜原村の古民家「山城」さん、東京都最西端の温泉宿「たから荘」さんは山の幸。
今回は海の幸を求めに家族で「政右ヱ門」に行ってきました。
檜原までは高速を使っても3時間かかりますが、そちらは1時間半。距離もちょうど半分です。
今回で3回目なので、まるで故郷の親戚の家へお邪魔しているかようでもう慣れてしまいました。 初めて見たときは、ビックリ仰天。
伊勢海老がまだ活きている状態で運ばれてきます。
一生懸命に生きようと体をピクピクと動かす姿は心が痛んでしまいますが、プリプリしてとても美味しいです。
チェックインのときに「今夜は初めての新作が出ます。ご感想をお聞かせください」とのことでした。 トマトを切ってみると、ビックリ!中から「なめろう」が出てきました。
「政右ヱ門」という名前は和風のイメージがするのに、しゃれた洋風まで作れるのは驚きです。
トマトとなめろうは意外とマッチしていました。
活きあわびのステーキ。
苦しみもがく姿を見なくてすむように、陶器の蓋をしてから熱します。
ドックおじさん(父)が突然驚いた表情で「なんだか、小さなものがうごめいているっ!」
「もうすでに熱しているはずなのに、奇跡的だ」
よく見たら、「ゴカイ」のような、小さな赤ちゃん。
女将さんに「これは何ですか?」と聞くと、「アワビが海藻についていたものを食べてしまったみたいなので、それが出てきたんですよね。食べても無害ですし、見つけたとしても取り除いてもよいです。大当たりですね!」 安房の郷土料理、「なめろう」。
アジの骨だけで揚げたものがとても美味しい。
骨を丈夫にする、カルシウムたっぷり。
新鮮なアジなので、骨を捨てるのはもったいない。
なめろうはそのままでも美味しいですが、ごはんに乗せ、お茶漬け用のダシで混ぜると美味しいです。
カニ煮付け。
ナスやオクラは夏野菜のはずなのに、冬にしては珍しい一品です。 千葉県千倉町(今は南房総市)はお花の街なので、食用キンセンカを天ぷらにしたもの。
揚げたてのが運ばれ、すぐ口にするととても美味しいです。
上の洋風なめろうサラダについていた、黄色のお花もちょっぴり「わさび」の味に似ていました。 クジラと青じそで包んだ「チヌ」の天ぷら。
クジラは山口県の長門市や下関市でも食べられますが、千葉県も千倉町だとクジラが出ます。
どうやら、世界でクジラを食べるのは日本だけらしい。
お隣の韓国も???(ポシンタン=犬鍋)を世界から非難されていると同じように「日本人は馬やクジラを食べるなんてけしからん」だそうです。
それぞれの国の食文化が異なるので、尊重すべきかなと思います。 ここまでくれば、お腹がパンパン膨れてしまいますが、デザートが来ると別腹になってしまいます。
これもきれいに平らげてしまいました。
本当にごちそうさまでした~!!
にぎやかな動画を少しだけ編集してみました。