故郷は山口県なので、初めての地下鉄は福岡市営地下鉄のはず、初めて乗ったのは東京でした。
何もない日本海側の小さな漁村なので、どうしても日本の首都、「東京」にあこがれてしまいます。
あこがれていたはずなのに、数年間で挫折し、田舎暮らしに戻ってしまいました。「大都市」の正反対、山奥の檜原、絶海の孤島・青ヶ島や小笠原母島とか、秘境暮らしにあこがれています(笑)。
初めての銀座線は昭和61(1986)年頃だったかな、ステンレスの新型01系、昭和34年に作られた2000系、さらに古い昭和20年代に作られた1300形も交互に活躍していました。
銀座線や丸ノ内線はトンネルの断面を小さくするため、架線ではなく線路から集電しています。1300形は駅に進入する前に停電、しばらくの間は車内の常備灯に切り替わります。1300形は戦後しばらく作られたものなので、物珍しげに乗った記憶があります。
これらの車両は銀座線のオレンジ色でしたが、来年の2012年から新登場する車両は昭和2(1927)年開業時の車両をモチーフにした全面黄色の電車が復活するそうです。
私が子どもの頃は首都「東京」に憧れていたうえに、田舎では滅多に乗れない地下鉄も都会の象徴なので、これも好きでしたっけ・・・。
当時、全線乗車しないとスタンプを押せない「メトロスタンプ帳」なるものがあり、1日中地下鉄に乗りまくりということもあった。
今、考えてみると「車窓も楽しめない真っ暗な地下鉄に1日中、乗って何が楽しい!?」ですね~(笑)
子どもの記憶力は抜群。地下鉄が大好きだからと、学校の勉強そっちのけで東京地下鉄の路線図を記憶、どんなマイナーな駅でも何々区の何々線とか言えるように・・・。
地下鉄じゃなくて、もっと社会に役に立つ英語や韓国語とかの語学や憲法などに力を入れればよかったのに。大人になって、記憶するのは大変なので、子どもの頃の記憶能力を利用して覚えておけばよかったと思えることがたくさん・・・。