五重塔の次は、山口サビエル記念聖堂へ。学校の社会見学で1度来たきり。聖堂内にあった色々な模様を施したステンドグラスが今でも脳裏に焼きついているので、もう1度と思いきや・・・建物は昔見た記憶とは全然変わっていました。1991(平成3)年に焼失してしまった由。
仕方がないですね~とそのまま、予約してあった「KKRあさくら」にチェックイン。
旅館やホテルを選ぶ基準は、皆さんが投稿した口コミのデータを参考にしています。
「KKRあさくら」さんは、★が5つ星に近い得点なので、迷わず予約してしまいました。
畳が新しくて、いい香りがしました。
床の間にあった、お花。
小さな気配りが嬉しいです。
イタズラ防止のため、字幕を出せない簡易リモコンだったり、地上デジタルでも字幕を出せないテレビが置かれてあったりして、聴力障害者に対する配慮が足りない宿泊施設がいまだにあるそうですが、ここはメーカー純正のリモコン。字幕も出せるので、合格!!
温泉に行くと、ちょうど誰も入っていなくて貸切状態。
ひろ~い露天風呂を独り占めにしてしまいました。(笑)
ここは西日本なので、7時を過ぎてもまだ明るいです。
お見舞いの間、「午後1時半から・・・・」といった話を聞いたので、「さしみ亭 和加栄」で昼食後、また病院に戻るかと思いましたのに、戻らなくていいとのこと。
病室から出るとき「また戻るからね」と手話で伝えてしまったので、戻ってくるのを信じながら待っていたに違いない・・・と心残りでした。私と同じく、ろう者の方なので、耳ではなく目からいろいろな情報が入るものなので、しっかり目を見開いていました。
せっかくここまで来たので、詳しい症状など主治医からの話を伺う時間を作ってあげたというのに、ホテルのチェックインまで時間がたっぷり余ってしまいました。
余った時間は・・・近辺の観光。しかし、もともと山口県民だったというのに、県内の観光情報に疎い。 あれこれ考えているうちに、ひらめきました。
実家のリビングで掛けられている、五重塔です。
私が子供のころ、「これは山口市の五重塔。描いたのは遠い親戚にあたる人」と親から何回も聞かされていましたので、実際に見て行こうということになりました。 昭和17年と書かれています。1942年なので、計算してみると、なんと!70年前っ!!
囲炉裏の煤で真っ黒になり、きれいに取り除いたものなので、色が多少変わっているとのことでした。
伯母も、両親も、自宅に「五重の塔」の絵が掛けられているというのに、実際に現場へ1度も見に行ったことはないとのこと。私も初めてです。
絵と同じアングルで撮影。
室町時代の1442年、ここでも京都と同じ雰囲気を作ろうと大内氏が建立。
「西の京、やまぐち」と呼ばれています。
今から570年前だというのに、しっかりした造りになっています。