ここで汽車が来るまでずっと暇つぶし。17時10分発が只見行きの最終になります。
16時56分、只見発小出行きの先頭車、キハ47 1129が到着。
昭和30年代に作られたキハ20等が老朽化になり、昭和50年代にキハ40やキハ47を多量生産。北海道から九州まで無造作で散らばり、民営化四半世紀になっても国鉄時代に割り当てられた場所でまだまだ現役で活躍しているところが多い。
特に山口県の山陰本線は子供の頃通学に乗った車両が今も現役。
少し前の帰省、小串駅(山口県山陰線)で1129の後輩にあたる1131を久しぶりに見かけましたが・・・朱色の塗装が褪せたりして、悲惨な姿に。國鐵廣島支社よ、ペイント代をケチらずにきれいにしてあげなさいっ!!
山口県のキハ47はほとんどワンマンに改造されていますが、只見線は国鉄時代のまま原型を留めています。
座席の色が青のままになっていました。
40番先輩の519は、2005(平成17)年に現役を退き、女川駅温泉施設の「ゆぽっぽ」座敷休憩室として改造し、留置していました。2011年3月11日の大津波で200メートル先に流され、めくちゃくちゃ大破。
キハ47 1129は新潟支社、キハ40 559は仙台支社所有。只見線は新潟県と福島県の共同なので、車両も異なる色で連結。平成23年新潟福島集中豪雨により、只見川沿いの鉄橋が流され、分断。分断される前に、たまたまこの車両は小出側にいたため、この2両編成で細々と活躍中になっているかも知れません。
キハ40とキハ47、思い入れがあるのはキハ47なので、この車両で只見まで46.8キロ連れてもらうのに決定。
定刻とおり、17時10分、只見に向けて発車!!只見までトコトコのんびり、およそ1時間20分の旅になります。