種市を過ぎると、レールは海岸沿い。「あまちゃん」のドラマに出ていた、北三陸高校潜水土木科(ドラマの世界)の深いプールは現存する種市高校海洋開発科でした。南部もぐりの金属製ヘルメットをかぶって潜水するシーン、アキのあごかれていた種市先輩は、このあたりの地名を引用したと思われます。
運転士さんも心地よい、海岸沿い。
キハ48は國鐵の老兵、最新型の全自動オートマとは異なり、ハンドル操作で速度をコントロールするなどマニュアル操作っぽい。
有家(うげ)駅。「有り」と「家」の字だというのに、まわりは何もない秘境駅。日本一は北海道の小幌駅だが、有家駅は66位でした。
終点久慈まで乗り通す人は少なく、終点間近になると指定席は空席が目立つようになります。 旧国名の「陸中」を冠した「陸中中野駅」。小湊鐡道といすみ鉄道の境界駅、上総中野も旧国名を冠しています。【広】広島市内の駅名、山陽本線の「安芸中野」もあるし、「中野」の付く駅名は多いかな。
本家の「中野駅」は東京都中野区。ずっと昔、東京都多摩地域に住んでいた頃、地下鉄東西線通勤。三鷹始発や中野始発を狙い、朝のラッシュアワーでも必ず座って通勤を目論むため、いくつかの裏ワザを使っていたのを思い出します(笑)
自由席でも、かなり立派。
終点久慈の1つ手前、陸中夏井駅。
もともと國鐵貨物列車の最後尾、車掌さんの乗る車両を駅舎にしたもの。通称「ダルマ駅舎」だそうです。
今のJR貨物でも、最後尾に車掌車は連結されているか調べてみたら、先頭の機関士さん、発車時刻などすべての情報を把握し、万が一トラブルが起きた場合対応する車掌さんとの連携を図るため、最後尾に車掌車連結。
次は終点、あまちゃんの里、久慈駅。