今日7月24日の天気図は太平洋に高気圧がほとんど停滞しているので、真っ青な空かと思いましたのに・・・今日は1日じゅう霧だったそうですっ!!朝の定期ヘリコプターが欠航ーっ!夕方の臨時便も霧が取れず欠航ーっ!!船は貨物を積んで八丈島へ向け航海中なので、運休日。今日も交通手段が遮断され、缶詰状態に・・・・。東海汽船の就航状況を見ると、利島、御蔵島は○就航だというのに、青ヶ島は日本一アクセスが難しい島。遊びに行くのに、天候を見極めないと。八丈島は「たちばな」丸入港し、羽田行きの飛行機が1日3便。しかも離陸してわずか45分後に東京・羽田空港。わずか70キロ南だというのに、大きなギャップが・・・。
青ヶ島と小笠原、旅行の計画を立てやすいのは、小笠原なんです。週1便の船便しかないけど、台風接近など余程なことがない限り、6日後は必ず戻って来れます。仮に母島滞在中、台風接近。東京行きの「おがさわら丸」が前倒しで出航するとわかっていれば、ははじま丸も連携できるようにダイヤ変更。ずっと昔、母島コースの旅行。母島を朝出発して、午後の「おが丸」に接続する予定だったのに「台風が近づいてくるので、船は明日じゃなくて、夕方出ます。今夜は父島で泊まって明日の朝、東京へ帰られるのをお勧めします」と言われ、急きょ予定変更したことも・・・。
青ヶ島は小笠原みたいに事前にキャッチできているわけではなく、その日の天候次第なので、まさしく綱渡り状態なんです。青ヶ島の住民も1ケ月前の9時に東邦航空の予約センターへ何回もリダイヤルするなどして、大変な思いをしているかも・・・。
青ヶ島のお友達からメール届きました。今日(23日)の波高情報は2メートル以下なので、就航しても問題はなさそうな判定基準なんですが・・・・
なんと!!!新堤では、波に洗われていました!!(この状態だと、最初から欠航なんです)
これは数日前に書いた記事とおり、土用波なんですっ!!台湾から青ヶ島まで届くなんて驚異。
就航記録のデータを取り始めたのは2010年8月から。過去のデータと、気象庁のデータを比較し、就航予想をここに掲載するようになったのは2013年1月から。父島行きの「おがさわら丸」はかなり大きな船(6700トン)なので、波高4メートル以上が欠航基準。(5メートル以上で無理に就航すると、波を割っての航海なので、船内で激しいアップダウン、荷物も転がってけが人が出た実績あり。そのようなことがあったため、現在は、台風が来るとわかっていれば状況により1日から数時間前倒し出航するか、去ってから就航のどちらかになります。長引く場合は欠航というケースもまれにあります。)
119トンの小さな還住丸は、~2.5メートルならギリギリ出航。2.5メートルを超えるともう欠航。今の真新しい「あおがしま丸」は499トン。小さな還住丸より倍以上の大きさなので、3メートルでも就航可能なのかと記録を取り続けていますが、3メートルはやはり欠航。無理に着岸できても、浮き沈みが激しいと、荷役作業に困難が伴います。還住丸と同じく、2.5メートルがギリギリ出航です。
もし、今日も船が出る予定であれば、欠航になっていたはずです。今日23日は、辰巳、明日24日は芝浦。25日は、かなり凪いでくる予想なので、就航できるでしょう。26日の土曜日も・・・ですっ!