10月25日火曜日。昨日は穏やかなお天気だったのに一変し、今日は雨です。八丈島では暴風雨とのこと。東京からの「たちばな丸」は三宅島で折り返し、御蔵島、八丈島は欠航。接続する「あおがしま丸」も欠航です。
キハ47は片面運転台なので、2両で1ユニット。キハ40は両面運転台なので、1両で運行可能。キハ47にはさまれている車両は両面運転台のキハ40。山陰本線も朝夕のラッシュアワー時間帯に2両で1ユニットのキハ47が2連(4両)や3連(6両)のときもあります。キハ40は昼間の単行とか使われているところが多いです。
キハ40 2125を改造し、キシ140 4047に生まれ変わりました。「キ」はディーゼルの気動車、「シ」は食堂車を意味するものですが・・・・
法則に従うとしたら、国鉄時代みたいにウェイターやウェイトレスが乗務し、コックさんが作った調理を提供するはずなんですが、車内はご覧のとおり。売店から食料やドリンクを購入し、ここで飲食するとか。
ゴージャスな椅子。
これもすごい内装・・・。
九州なのに、なんでサッポロビールなんですかっ!?と思いましたが、列車の名称「ふたつ星」にあやかり、星マーク付きのビールが置かれていると思います。
これは!?九州なのに、えひめのポン・・・じゃなかった。正真正銘の九州産のみかんを用いたオレンジジュース。
これも九州のお酒です。ふらりと購入してお酒を飲みながら・・・が理想的ですが、北海道の新得駅で不思議な体験をしてからはもう真っ昼間からお酒を飲むのはやめました。
ここは連結部分。キハ40は両面運転台のはずだけど、改造に伴い、運転台は閉鎖し、前後のキハ47の運転台からの指令で動輪を動かしたりブレーキをかけて減速する装置のみ作動なのかも。
江北を出て、となりの駅にドア扱いなしの運転停車(停車して時間を調整)。
ここの駅名は肥前白石。「白石」は「しらいし」とも読めるんですけど、ここは「しろいし」でした。
大正11(1922)年、山口県下松市の日立製作所笠戸工場で製造。なぜか日本最古のSLに乗りたくて、2018(平成30)年に手配。
車両年齢が83年の2005(平成17)年、相次ぐ故障により、ディーゼル機関車と連結させるなどの措置を行いましたが、単独としての牽引は困難と判断され、いったん運用を離脱。奇しくも日立製作所に製造時に設計図を保管されているのが判明し、4億円を投じて小倉工場で設計図をもとにして部品を製造。運用離脱してから4年後の2009(平成21)年から肥薩線において、復活しました。
2018(平成30)年の夏、肥薩線全線完乗を兼ねて、ふらりとSL人吉号に乗車。
ボイラーとか残しておいた設計図を参考にして新しくしたものなので、100歳を超えても当分の間活躍できそうだと期待はしていたんですけど・・・突然の悲報です。
「JR九州は24日、九州で唯一の蒸気機関車(SL)を使った観光列車「SL人吉」について、2023年度末で運転を終了すると発表した。蒸気機関車部分は国内で営業運転中のSLで最も古いことから修繕に必要な部品の調達や技術者の確保が難しくなり、新型コロナウイルス禍で利用者も減っているためだ。
蒸気機関車部分の「58654号機」は1922年に製造され、九州各地を走行して75年にいったん運転を終えたが、88~2005年に熊本県内を走る「SLあそBOY(ボーイ)」として復活。09年からSL人吉として熊本―人吉間で運行を始め、観光客らを受け入れていた。」
とニュースに出ていました。2018(平成30)年の夏までの肥薩線は全線運行中でしたが、2年後の2020(令和2)年7月4日の豪雨により、肥薩線の鉄橋流失など甚大な災害に見舞われました。現在も、八代から吉松間は運休中です。一部の区間は代行バスによる運行中です。険しい山岳区間のジグザグつづら折りの線路すなわち連続スイッチバックやループ線で有名な大畑駅から真幸駅も営業休止中。駅としては鉄道情報システムに登録してありますが、端末から「大畑(おこば)」を要求しても1日に1本でも走らないところは発券不可能。代行バスで運行中の駅名なら発券可となっています。