昨年10月病気発見、入院手術後は治療代わりの旅で忙しく11か月ピアノに触る暇がなかった。が、ボケ防止によいことと思い、再開した。なかなか練習の暇がないので先ずは筆者のBlog名、「彩の渦輪」の拠って来る「虹」という美しい叙情歌から。西條八十作詞、近衛秀麿作曲という豪華コンビによって作られた歌、とても短いけれど綺麗な曲である。筆者が中学生のとき、音楽の先生が歌詞中の「彩の渦輪」を説明するにあたり、「彩子の彩ですよ」と筆者の名前を例に出された。それ以来ず~っとこの曲を弾いて見たいと思ってきたが、ちょうどこの歌詞のEndingのような年齢(自慢の黒髪でした…)になってやっと弾くことを思いついた。この歌の二番は悲しいので一番のみご紹介しよう。(彩の渦輪)
虹は懸かる 夕の空
あわれよろし その七色
されど仰ぐ ひまもあらで
はやも消ゆる 彩の渦輪
乙女は誇る 若き姿
あわれよろし その黒髪
されど愛ずる ひまもあらで
いつか老いぬ 花の面輪(おもわ)