あけぼの

アート、文化、健康、国際・教育、音楽、食・レシピ、日記、エッセイ、旅行記、学問

群馬県は新田の庄、「おきりこみ」と「もっそ飯」超美味!

2018-04-22 14:00:59 | 講演・アート・音楽・スピーチ

    先週、娘の誕生日のお祝いに本庄市へ。自悠人はまだまだ娘の庭の世話をしたいのだが草はさほど生えてなくて物足りなさそうに鍬でちょこちょこ削って終わり。娘は「珍しい所で食事しましょう!」と言い、菜の花畑や彩色鮮やかなつつじを縫って群馬県太田市へ。「新田の庄」、寒山亭は凝った作りの本店の向かい、竹林に囲まれた風流なレストランだ。伝統の豪族料理、群馬名物、「おきりこみ」という幅広麺料理と、新田義重公が出陣の際携帯したという「もっそ飯」に舌つづみをうった。新田義重公は新田・徳川氏の祖であり、府中市分倍河原に建つ勇ましい像は新田義貞、8代目で、元弘3年(1333年)の新田・鎌倉幕府の合戦時の姿だ。分倍河原の合戦はウィキペディアによると、「武蔵国多摩川河畔の分倍河原において、北条泰家率いる鎌倉幕府勢と新田義貞率いる反幕府勢との間で行われた合戦」である。筆者は南武線の乗換時いつも義貞公を拝顔するが、義貞公の郷里に来て、氏が食べ親しみ郷土料理として発展させたであろう「おきりこみ」をいただけるとは!八百余年にわたる歴史や郷土料理の伝統を想像力逞しく加味し吟味して味わった。帰路、娘が「お父さん、画材が見たいでしょ?」と連れて行ってくれたNico Mallで画材やデルフィニュームという綺麗な色の花も手にし、上州訪問の密度濃き1日に幕。(彩の渦輪)

       写真1,2,3 おきりこみと新田の庄内部 4,5,6 新田の庄外部 7.新田義貞像

 


若者に手を貸す喜びに生きる88歳の“青年”、エイさん

2018-04-20 09:43:33 | 講演・アート・音楽・スピーチ

  過日奥多摩のお宅に招かれ大ご馳走になったエイさんは宮大工が建てた入母屋式の瀟洒なお宅に1人で住む88歳、シニアだが背筋がピーンと真っ直ぐで姿勢が良く、人のために働くのが好きなお方だ。メイ・サートンという哲学者は「若者/他人に手を貸す喜びを持てるようになるのが老いて生きることの意味」と言っているが、ご近所の草取りもしてあげるエイさんは、人のために働くことが生き甲斐でまさに理想のシニア、だが年齢はシニアでもその容姿は青年、写真を撮り忘れたのが残念だ。実は以前大ご馳走になったお礼に「イタリア・レストランにお招きしたい」と筆者が申し出たら、「ご招待を受けるより、またこちらに来て頂く方がず~っと嬉しい。料理する楽しみで生活に張り合いがでるので遊びに来てね!」と言われ、またしてもお招きを拝受、ご子息Yoshikazuさんのご送迎付きで歓待を受けた。ひとつひとつの具に手をかけなければ出来上がらない日本料理の代表、散らし寿司。地元で摘んだよもぎ入りの本物の草餅、筆者はこれ以上美味しいおやつは知らない。お土産も手作りの梅生姜、酢漬け生姜、山椒の佃煮、ワラビの煮つけ等、4、5日たったがまだ夕食に登場するほど沢山頂いた。このようなシニアに私はなりたい。(彩の渦輪)



キャプション1:お手作りの草餅
キャプション2:
生姜酢漬


日本Ⅰの急勾配、高尾山ケーブルカーと甘酒を楽しんだ春の良き日

2018-04-17 10:47:49 | 講演・アート・音楽・スピーチ

在米日本人が読むJ-Angleという情報誌に夫婦で旅行記『地球千鳥足』を書き、その記事111か国274話から50か国50話ほどに精選、幻冬舎から出版したことはBlogにもご紹介したが、そのJ-Angleの編集者、西忍さんが東京へ。11年間、毎月アメリカはシカゴの新聞社に原稿を送信し、編集でお世話になってきた仲だ。忍さんは関西在住ご母堂の病気見舞いに来日され、東京まで我々に会いに来てくださったのだ。勿論お泊めしご要望の高尾山を案内した。高尾山は筆者も子供たちが小学校の頃登山して以来なので数十年ぶり。今回はケーブルカーに乗ったが、終点から薬王院祈祷殿まで結構歩き、その風景全てが懐かしかった。祈祷殿では忍さんは病気のお母様のために、筆者もこれまた持病のある娘のために祈願したので、「高尾山に行きたい」と言った忍さんに大いに感謝した。が、Slenderで脚長な忍さんに歩幅を合わせるのは大変良い(?)運動で、最後にケーブルカー近くのお茶屋さんで頂いた甘酒が一段と美味しく味わえた。皆様も高尾山はよくご承知、且つ懐かしい山でしょうから、拙文より写真でご紹介致しましょう。(彩の渦輪)

    


感動と微笑みと涙を今年も有難う!:江戸川区少年少女合唱団

2018-04-12 17:46:39 | 講演・アート・音楽・スピーチ

 

 この素敵な合唱団の第31回定期演奏会を聞いた直後からアメリカへ出かけていたのでBlog報告が1か月近く遅れてしまった。数年前の第28回あたり、友人、由紀子先生のお子様がたの卒団式の年以来ず~と感動を頂いてきたが今回は4回目、やっぱり来ました、あの感動を思い出して。  今年も素晴らしかった!第I部の「おお牧場はみどり」はなんとチェコ語で。チェコ少年少女合唱団が来日したとき共演し、歌ったのだそうだ。「ハイ!」の元気の良さ!「かおあそびうた」では皆さん列になって歩き、すれ違いながら歌う演出がWonderful!、第II部の始めには今年も懐かしいCMが…「やめられない止まらないカッパエビセン…」「伊東に行くならハトヤ、ハトヤに決めた!」Etc.聴衆は満面の笑み。「ふるさとの四季」から皆さん赤いベスト姿だったが、これが大変綺麗な色合いで団員のお顔が一際生える。団員は小3から高2までだが、男女ごっちゃに並ぶのが素敵だ。「あ、優史君がいた!」「在団生に交じって舞台で歌っているのだ!」かつて「あらしのよるに」という音楽劇の主役を演じた優史君と長老役の真吉くんも!唄も演技も秀逸だった優史君や真吉くんが来て参加していたのだ!真吉君は休憩時間には場内整理のお役目をしていた。第III部、こどものための合唱曲集では全員腕をあげ腰を動かして上半身踊りながら歯切れよく「ケッコケッコケー!」。第IX部では「犬のおまわりさん」「ドロップスの歌」「サッちゃん」等。卒団生2人へ、「ほら足元を見てごらん、これがあなたの歩む道、ホラ、あれがあなたの未来!」と舞台から在校生が送る歌を。2人は通路上の最後の席から手を振って去り、お目目ウルウル、客もまた感情移入して目を潤ませた。  外に出たらなんと、優史君と真吉くんがいた!赤いベストの団員のみなさまも出てきて一緒に写真撮影させていただき感激も極まれり。今年も良い日を有難う!(彩の渦輪)

  写真2.今年の優史君、真吉君と。3.団員さんたち(全員ではない) 4.第28回の優史君、真吉くんと。


桜見、ご招待、遺言、元気アップ体操また遺言と、アップダウンの激しい日々

2018-04-10 17:09:09 | 講演・アート・音楽・スピーチ

  帰国後は満開の桜の下やチューリップ畑で友人との再会を楽しんだり、と春を満喫した。が、夫婦とも大変いいお歳、季節でいえば花吹雪ならぬ枯れ葉舞う秋の終わりだろう。その上夫婦とも難病体験者ゆえ「そろそろ遺言を!」と考える今日この頃だが、どうせなら「お互いに書きましょう?」となった。遺言には印鑑登録証明書等、集めるべき書類が多い。法務局にもいかねばならないし、「面倒だなあ!」とギヴアップ寸前だ。では「当分元気でいるしかない」と、今度は市の催し、「元気アップ体操」に行ってみた。体操は楽しかったが、そこでひどい風邪を拾ってきて夫婦とも寝込んでしまった。熱も頭痛もあり、ひっきりなしに咳がつき、枕を並べて討死に寸前。そのうえコンピューターのメールシステムが壊れ、過去10年分のメールが行方不明に。気持ちがダウンし、また「遺言だ!!!」と寝言を言っている。(彩の渦輪)