あけぼの

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薔薇祭りとミッシェルちゃん

2015-05-22 16:17:32 | 旅行記、多文化教育、国際

 1.2.3.は薔薇園 4.パトリシア数日前の日曜日、神代植物園の薔薇祭りへ。娘は毎年埼玉からやってきて薔薇の苗を買うが筆者は久方振り。世界各国出品の優雅な薔薇を見て、薔薇の香りのアイスクリームを食べ、薔薇の苗を買って帰る、という半日。午前中はヤオコー本部に勤めているPatriciaが台湾土産を持って来訪し、食事を共にしたので、この日は楽しいことばかりのスーパーホリデイだった。今年はヨハネ・パウロ・二世という名の純白の薔薇を求めた。大きめの鉢に植えておき、秋になったら地植えするのだ。2、3年前やはりここ、神代植物園の薔薇祭りで買って庭に地植えしたバレンシアが今満開。その下に最近来出した( 家出?)ミッシェルがチョコナンと行儀よく座っている。毛が長くグレイと白で身体全体の模様に品性を感じさせる。ネットで検索したら、なんとノールウェイジャン・フォレスト・キャットだと。ブランド猫ちゃんだ。猫語が判る娘によると、「私はお茶目でお利口、愛情を感じ取る能力に長けているので撫で撫でしてくださいニャン。猫缶しか頂きませんニャン」と。うんと撫で撫でさせて頂き、楽しい一日の楽しい締めくくり。(ここまで、彩の渦輪)

 娘が幼少のころ、メロンの箱に入ってやってきた黒猫ミューを飼ったが、子猫は幼稚園児の娘を馬鹿にしていたことを思い出した。当時は猫餌などなく、煮干しは頭を残した。時代は移りミューの代わりにミッシェル登場、いかにも慣れた風に猫缶を食べる。ご近所さんの名誉教授は筆者が持参した食べ物は何でも食べてくれる。他方ミッシェルは明日の生存が予見できないのにもかかわらず、食べ物を選択する。意志表示が明快でプライド高きミッシェルに、さあ、また猫缶を買いに行かニャア!(自悠人)

ミッシェルちゃん 庭のヴァレンシア


越前竹人形の平安絵巻や花の芸術に満ちていた「創作の森」

2015-05-15 16:37:04 | 旅行記、多文化教育、国際

1. 紫陽花をマフラーのように使っているのが新鮮 2.この映像、福井工業大学が担当。あわら市の「創作の森」では多様な花の芸術や幻想的な照明に鼓舞された。越前竹人形平安絵巻も素晴らしかった。百人一首中、特に有名な歌が竹人形でドラマティックに表現されていた。前回登場の純子先生はJICA北陸主催、教師海外研修に選ばれて昨年サモアへの親善使節を果たして来られた人。筆者も26年前サモア訪問したという共通項がある。純子先生と一緒にサモアに行ったJICAの春奈さんとも片山津温泉で会ったので、3人でサモアへの郷愁を語りあいたかったが、石川県小松市の「安宅の関」や柴山潟へと急いでしまった。なお、石田縞の創始者、善左衛門の末裔、善弘さんには最近TVのインタヴューがあったようで、ビデオを見せて頂くのが楽しみだ。噛むほどに美味しい眼鏡堅パンを味わいながら、鯖江中心の福井県リポート、これまで。(彩の渦輪)

   1.前列はサモア3人娘 2.柴山潟 3.帰宅したら芍薬満開だった


めがねの鯖江は織物、紙と神、漆器の聖地でもあります!

2015-05-10 11:06:20 | 旅行記、多文化教育、国際

  西山公園とめがねMuseum小川地球村塾によく日帰りで参加してくださる福井県鯖江市在住の純子先生が今年は超多忙で参加不可能、ならばこちらから出かけてお会いし、ついでにJ-Angleに鯖江周辺を紹介しよう、という思いつきで連休に越前地方へ。福井県へは学生時代、親友と永平寺や東尋坊を訪れてから半世紀も経っていた。素敵なご夫君に丸々2日半、歴史と現代の織りなすお祭りや博物館へと東から西へ北から南へ、福井県のみならず石川県の一部もご案内、そして小松空港まで運転していただいた。純子先生の勤務先も訪問、モルモットのルビーちゃんと遊び、子どもの小学校時代を思い出して懐かしさひとしお。日本歴史公園百選に入る西山公園は日本海側随一のつつじ名所、5万株が満開で咲き誇っていた。春祭りには人出が多く駐車不可能ということで早朝の散歩としゃれたが、つつじもシバザクラも圧倒される美しさ。めがねミュージアムのビルは真上から見てもめがねの形だとか。日本のメガネの96%、世界の20%を製造とか。約100年前に実際に使われていた道具や有名人眼鏡コレクションが面白い。紙祖神(紙の神様)、岡太(おかもと)神社・大滝神社は福井県無形民俗文化財で写真のごとく「幾重もの波が寄せあうような屋根-パンフより-」しっとりと美しい。永平寺の勅使門を作った大久保勘左衛門の手になる。越前和紙の里、紙の文化博物館・卯立工芸館やうるしの里会館、山車会館・職人工房で実演中の人々はジョークが上手く(「禿野禿男で~す」等、笑顔が爽やかだった。特筆すべきは、なんと、ご案内頂いた純子先生のご夫君、善弘さまの祖先、善左衛門は石田縞の元祖だった!郷土の社会科副読本にも載った石田縞の創始者、高島善左衛門は文政年代(1818~1829 今から約200年くらい前)、貧しい村人を救うため縞木綿織物を美濃国に習いに行き、工場を建て、農家の婦女子を集めて始めた。石田縞は小学校や女学校の制服にもなり大正時代が最盛期、県内外で好評、海外にまで輸出され、福井県は繊維王国として発展していった。その子孫、善弘さんは畠山みどりの話題から筆者の学生時代の親友のご親戚と判明、点と点が線に繋がったが、轍の長い線も描いて福井県中を運転してくださった。(彩の渦輪) 

  

紙祖神、岡太神社、紙の工芸館やうるしのさと会館


ワイフは満足、私は脳がおかしくなった国

2015-05-08 09:43:01 | 旅行記、多文化教育、国際

  1.美しいリゾート、バラデロの海 2. 民宿の家族と 3. 世界遺産、トリニダーの静かな公園

 淡い紺と緑の海に浮かぶカリブ海の国キューバは南国の別天地、不思議の国のイメージだ。社会主義共和国として医療、教育は無料。特技の生かせる体育系は国費で才能が発揮出来海外でも活躍中。個人の資質を大切にする施策のように思える。医学は優れ平均寿命は日本並、アフリカに医者を派遣したりと国際貢献度も優れている。国民生活が豊かなら良いが、訪問して感じたことは「経済が破たん状態ではないのか」だった。ホテルの設備とサーヴィスは驚くほど貧弱! ネットで予約したホテルは90CUC(約$100)でトイレに便座なし。タクシーで着いた時入り口で日本語が耳に飛び込んだ。先客、キューバ・ファンのオカベ君の情報、「2重貨幣制で人民はCUP、観光客はCUC、国は貧しいが民宿が好評」は大いに役立った。宿泊ホテルは朝食も最低、たった1種のパンとコーヒーのみ。朝食込みなどと言えるホテルではない。すぐに民宿を探しに出た。民宿は泊まり心地最高! 商店街の近く、住宅地の一角にある民宿は4部屋を使って営業、2ベッド・ルームで雰囲気上々。朝食はオムレツ中心だがフルーツ付きの豪華版で美味。英語も上手なインテリおばさんの経営で$25とは驚きだった。地方へ行く観光情報もここで得て2泊した。民宿は沢山あるのでキューバ探訪には民宿がお勧めだ。不思議な給与制度とレストランの行列 スーパーを覗いたが商品が少ない。給与制度も不思議だ。日米ならエリートである医者の給料が非常に安いらしく、有能な人たちが外貨の稼げるタクシー運転手や民宿など職業替えをしたり、他国に亡命して家族へ送金しているという。小さな食堂のウエイトレスと仲良くなり翌日人気レストランで待ち合わせて食事を共にした。そのビルの前に行列 があったがそこへの行列とは思わないほど長く、並ばず入ってしまった。レストランはビルの2階、ビルは半世紀前のもの、内部は破壊されたまま一部だけが使われている。都心一等地だというのに。他に良いレストランが無いのだろう。料理は美味、彼女は残して持ち帰った。オバマさんの国交正常化で便器等の物資不足を含め生活改善への希望が持てるのではなかろうか。(自悠人)

行列のできる人気レストランの内部