「Play WITH」というLive Barで山本晋也監督と渡辺俊雄さんのトークショウがあった。高校の後輩、朝妻さんの主宰するあさぶろの初企画、協力してあげたいとの気持ちで出かけたが、期待を遥かに上回る面白さだった。第1回ゲストは上記のお2人。渡辺さんは元アナウンサーで、NHK衛星映画劇場、三代目支配人。淀川長冶さんの後継者と目されている由だがホント、達者なトークだった。「寅さんを語りつくす」というテーマで48の寅さんシリーズから第6作、8作、9作43作、Etc. 良いシーンを見せながら、支配人と監督が交互に珍奇且つ非凡な解説をなさり、あっという間に時間が過ぎた。「テレビで言えなかった映画のウラ話を聞かせる」とのキャッチフレーズだったが、近頃読み聞きする映画評論とは視点もレベルも異なる話が聞けた。石田あゆみや吉永小百合等、人気女優さんの若き日の姿をたっぷり見せて頂いたのだけでも楽しかったが、やっぱり渥美清の啖呵と人情だ。さくらの結婚式場面など泣いてしまったが大満足。三多摩から八丁堀まで出てくれた仲間も「期待以上だった」と言ってくれたので一安心。渡辺氏も朝妻氏も嘆いていたが、世界の映画先進国で博物館がないのは日本だけだそうだ。「映画が文化として認知されてないという哀しい現実がある。文科省を動かして映画博物館に繋げたい」と両氏は決意で締めくくった。(彩の渦輪)
1.ハラホリンへ行く途中見た道祖神の傍らで
2.埼玉県の社会科の先生と会った日本人墓地
日本人墓地と好青年たち 20㎞離れた郊外に日本人墓地を訪ねた。広い丘の斜面に慰霊塔があり、第二次大戦でソ連の捕虜となり過酷な使役で死亡した日本人の遺骨1087柱が葬られている。解釈改憲で平和憲法が壊れかけている今、日本の若者がこのように異郷に埋葬されることの無いよう合掌。そこに先客が一人居た。祈りを捧げていた日本人の若者は埼玉県から来た社会科の先生だった。彼は長期休暇を取り地球個人旅を終えるところだった。社会科の先生が世界を見て歩くのは素晴らしいこと、「百聞は一見に如かず」と共鳴しあった。若いうちの苦労は報われる 別の場所でほぼ同年齢のモンゴルの青年にも会った。35歳の社長さん。大学はモンゴルで終え来日、朝日新聞の配達員をしながら言葉を覚え、武蔵野大学で修士号を取得、滞日中は常に睡眠との戦いだったと述懐していた。勿論日本語は流暢、今は従業員3人を抱える旅行会社を経営、若き成功者だが、懐かしさからかASAと着いた朝日新聞従業員のシャツを着ていた。若いうちの苦労・努力は報われる。朝青龍も同年齢、本年9月で35歳になる。ウィキピディアには「評論家、映画俳優、慈善家として多方面に活躍」とある。朝青龍公園を訪問したが、日本風の鳥居が両入口にあり、しっとりした良い公園。彼がこの公園を寄贈してから公共の公園が出来始めたそうだ。彼は孤児院も作っている。後になったが、ハラホリンへの道中、草原に点在するゲルの1つを訪れ、「突然だが中を見せて頂けないか」と頼んだら気持ちよく招じ入れてくれた若夫婦、4WDの運転手も優しい青年で、筆者に「寒かろう」と自分のジャケツを羽織ってくれた。モンゴルの若者たち、有難う!すぐ会いに行きたいと毎日思っている。(彩の渦輪) 3.朝青龍公園の入口の一つ
4.日本の朝日新聞販売店で新聞配達しつつ武蔵野大学で修士号を取り、今はモンゴルで旅行会社の社長さんだ
広い講堂のあちこちで7つの10人グループがDiscussion
大学セミナーハウスで毎年実施されるこの教員免許証更新講習は8月と12月、先生方のお休みの時に行われる。筆者は今年も「異文化理解と共生の教育&グローバル教育者に変身!」を受け持った。特に重要な部分はグローバル教育・共生の教育、及び個人のグローバル化。Keywordは「意見表明の重要性」。戦争をせず世界の信頼を得るには、政治家は外交で、われわれは民間交流で、意見表明・発言していかねばならない。具体的教材「文化のカプセル」を使って文化摩擦と異文化理解について学習。後半では「挑戦に適齢期無し:自己の壁、年齢の壁、文化の壁に挑戦」や「目標の重要性」について。鶴竜の父上のJ-Angle記事も資料の1つにし、こちらのKeywordは「目標必達」。今回も参加型にし、「意見表明の難しさ、重要性とその効用」や「魅力ある教師像」のテーマでグループ討議の後、参加者の意見をグループ別にまとめて発表していただいたが、具体的に役立つ意見が多く、素晴らしい発表だった。壁に挑戦し、未来を開こう:人生は壁乗り越える泣き笑い:壁は乗り越えられる、諦めないことが肝要、と、筆者のバックパッカー時の心得、3無(あわてない、当てにしない、諦めない)も紹介。最後は「自己実現と共生活動の交点」。共生活動とは言わば人のための活動だ。交点には両方あるが、自己実現と共生活動両方を実現した(Or 努力中の)人生は素晴らしい。日常の忙しさの中に置き忘れてしまいそうな人生の目標や夢を、せめて新鮮に保つ努力だけでもし続けたいですね。(彩の渦輪)