全ての花の中で紫陽花が一番好きな筆者、道子さんから情報を頂いてから間を置いてしまったが、数年ぶりに府中市にある郷土の森へ出かけた。あじさいまつりは最近終ったが、写真の整理をしつつ、梅雨空の下に溢れんばかりに咲き乱れていた淡い紫色、ピンク色の花や色鮮やかな青い花で空まで染まっていたあの日の郷土の森を思い出した。村野四郎館も良かった。村野四郎は府中市生まれの現代詩人、彼の作詞、「府中市の歌」は息子や娘が小学校の時歌うのを聞いて筆者は覚えた。歌が好きな筆者はすぐに覚える。息子や娘の中学の卒業式には二人とも彼の作詞、「巣立ちの歌」を歌ったので筆者もすぐに覚え、今でも歌える。息子も娘も都立立川高校に通ったが、村野四郎さんはその前身、東京府立第二中学校で学ばれた先輩で、以下の詩がかつての娘の部屋に飾ってある。二年生の夏、神城山荘に合宿に行って頂いてきたように記憶している。
うつくしきもの
きのうの花
おお、遠いこえ
わかき日の
ゆめはむすぶ
神城のほとり 四郎 東京都立立川高等学校八十周年記念
今は別の市に住む娘に先頃筆者がこの詩を口ずさんで、「村野四郎のこの詩、知ってるでしょ?」と聞いたら、「知らな~い!」と。過去を懐かしみ感傷に浸るのは親だけみたい。 その娘のフラメンコダンス発表会に行った。タップがパワフルで見ていてとても楽しかった。“病気持ちさん”には良いエクササイズだろう。父の日のプレゼントに日本各地の工場の名前付きKIRIN’S一番搾りの詰め合わせを贈られ、毎日1缶ずつ頂いているこの頃だが、近いうちに訪問して庭の草取りでお返ししようと、夫、自悠人は楽しみにしている。(彩の渦輪)