あけぼの

アート、文化、健康、国際・教育、音楽、食・レシピ、日記、エッセイ、旅行記、学問

60の手習い:Piano

2009-07-26 21:37:53 | アート・文化

先頃の「皆が喜寿」Partyで音楽が結構会を盛り上げてくれたと思う。定年間際からの生き甲斐に音楽、特に器楽演奏を選んで楽しむ人が多いようだ。呆け防止に音楽はなかなか良い。当日ケーナを吹いた日野の秀子さんはオカリナをやっている山名湖の麗子さんと意気投合し、来年合奏発表しようということになった。サクソフォンを吹いてくれた国立の孝さんはアコーディオンの毅さんに刺激され、自転車とタクシーを乗り継いで自宅に大きな楽器を取りに帰り、Partyに間に合って堂々の演奏。毅さんはアメージング・グレースを素敵に編曲しての演奏で進歩が目覚ましい。奥さんの幸子さんが傍できれいな声でジュエットし、微笑ましかった。台湾の黄ご夫妻の雨夜花のジュエットもよかった。全員の合唱もよかった。私もピアノを弾きたかったがまだ府中にピアノを運んでいなかったので残念だった。

今回も日本にいられるのはそう長くはなさそうだがピアノのレッスンを再開した。指が思うように動かない。暗譜も出来ない。さる6月、アメリカの大学で、演奏会用のホールで演奏したというのに。卒業後有名シンフォニーで演奏することが決まっている音楽専攻の優秀な学生、プロの卵の演奏するベースと「六段の調べ」を合奏できたのだった。彼が私の教える日本文化のクラスに在籍したのがご縁だった。60の手習いで始めたへたくそな私が、年齢とスキルの壁を超え、州立大学の一カレッジで着物を着て演奏したことは一生の思い出となるだろう。わずか1カ月余り前のことだった。そのために練習していたとき、家のピアノの前の窓外ではリスがデッキの支柱の木の股で足を広げて鑑賞してくれた。鹿の親子もピアノのすぐ窓外に座って聞いてくれていた。そんな風景も本番の発表も一緒に脳裏をよぎり、今、胸にキュンと来るのである。いずれまたどこかで日本文化発信のために弾くチャンスがあるかもしれないと思って練習に励むこととしよう。練習が捗らないので諦めたくなってしまうのだけれど。(彩の渦輪)


みんなが喜寿、いつでも喜寿の会

2009-07-17 12:25:20 | アート・文化

ブログを1ケ月も休んでしまったのは日本に帰ってからあまりにも多事・多難で東奔西走していたからである。病気見舞いや法要等、落ち込む事件のなかでひとつだけ楽しいイヴェントを行った。家のOpen Houseと夫、自悠人の喜寿を兼ねて大パーティーを企画、準備に大わらわだった。招待者は4つのグループにわたり(拙著「Still Waters Run Deep」の読者の会以来25年続く「七夕の会」のメンバー、ロータリークラブの人たち、米城会、自悠人の旧勤務先関連、等、参加者は41名。夫がお祝いしていただくという形式をとらず、会のタイトル通りに、喜寿を過ぎたお方もこれからのお方も、皆さんが喜寿(年を喜び祝いあう)、という形式をとり、参加者全員に自己紹介していただいた。食べ物・飲み物はふんだんに準備し、音楽あり、(アコーディオン、ケーナ、サキソフォン、合唱Etc.)ケーキカットやCincinnatiの映画あり、全員あたりの抽選あり(海外の旅土産のお裾分け)、「今日の日はさようなら」の大合唱と一本締め。二次会も当家でOKとしたら、次のパーティーがある人以外、殆どの人が残ってくださった。アメリカの我が家のパーティーに文化使節として参加されたことのある3人の女性は、前日から料理やケーキ作り等、当日もコンパニオン役を引き受けてくださった。台湾の黄さんには大変活躍していただいた。ご夫婦によるスピーチはもとより、雨夜花の斉唱も素敵、台湾より空輸の完熟巨大マンゴーは皆さんを大変ハッピーにした。その後続々とお礼の手紙やカード、メールが届き、余韻を楽しませてもらっている。(彩の渦輪)