木々に囲まれていないコミュニティーの家々は、周りは芝生でスケスケになり外部からの騒音や美観上でも損なわれた感じもする。このように最近開発された住宅は木々を残せば開発の邪魔になり、土地の有効活用が出来ないので取り除いて裏側だけ木々を残している。地理的便利性を求め、畑の中に立ち並び、芝生だけで木は一本もない地区や住宅が普通になってきた。当然環境破壊を増進させている。しかも2軒つながりのコンドウが多い。冷暖房は電気で完備されるし、冬の木々による電線なぎ倒しによる停電事故はないが、真夏の太陽も冬の強風もまともに受ける分、エネルギー損失は大きい筈だ。
一方、農地はシンシナティあたりでも遺伝子組み換え穀物が効率性から幅を効かせ、それ用の農薬が開発され使用されている。鳥の一種類は絶滅の危機にあると言われているが、農薬が関係しているのかも知れない。何が環境破壊の原因か。複雑な因子が重なっての破壊、自然再生が利かなくなったことは事実、すべては人間のエゴから発生しているのだ。自己中心のご都合主義も住む環境が限界に来ていることをしるべきだろう。対応だが、一人一人がそれに協力すべき時が来たのだ。
秋口、家の側面をコツコツと小鳥の嘴で叩く音を聞く。蛹を食べているのだ。赤い帽子の啄木鳥が樹木の表面をたたいてる。いずれ嘴で叩く音が聞こえなくなる日も来るだろう。自悠人