あけぼの

アート、文化、健康、国際・教育、音楽、食・レシピ、日記、エッセイ、旅行記、学問

アメリカの職人さん

2008-11-20 21:34:56 | ブログ

  私ども外国人は家屋や屋内の補修には職人を頼まざるを得ない。現地の人たち、特に夫族は人件費を考えて何でも自分でやる習慣が身についている。点検に来るだけでも$70も要求されるからだ。私は各種修理に必要な特殊道具を持ち合わせていない。せいぜい自分でやれるのはペンキ塗りぐらいだ。

ところで職人の質だが余りにも技術に差があり常識的な時間で解決しないこともある。当たりはずれを承知の上で頼まざるを得ない。聞けば日本にあるような資格試験はないようだ。業界認定で資格を得ている。

今回、風呂の調整コックが馬鹿になって水が止まらなくなった。隣の部屋の風呂場タイルを壊して修理すると言う。雇い主の許可が必要だと認めのサインを求めてきた。医者と同様、仕事を始める前にあとで自分に責任が来ないよう書式にサインを求められるのだ。出張費、部品代、ともサインさせられた。残りは人件費でこれはそれらしくできたら支払いだ。そこで熟練工と未熟練者との差がつくのだ。修理できればよいと思っているようだが、支払う側にはその差は大きい。電気系、塗装系はその場で見積もってくれるから有難い。ハンダ付けを必要とする水道系の仕事は技術に差がある。日本にない珍しい業種には、枯れた立ち木の処理屋、下水のつまりを修理するルーター屋がある。購入設備のエアコン、ストーヴ、ボイラーなど古くなると取替えや修理が結構ある。頼りない職人が来る可能性を承知で頼まざるを得ない。ダメな職人ほど予算がかかったりするからだ。長期在住すれば、上記の理由から自分でやるしかないということが分かってくる。(自悠人)


シンシナティに初雪

2008-11-18 22:11:43 | スポーツ

  ここシンシナティも寒くなった。16日はみぞれ、17日(月曜日)には初雪が降った。本、18日、昨日積もった雪がうっすらとバルコニーに残っている。インターネットのニュースで相撲を見てから一日が始まる。琴ちゃん部屋(佐渡が嶽部屋)の3人が揃って勝ったのは今日が初日のようだ。琴光喜は7勝3敗、琴欧州はいったいどうなっちゃったのか心配だ。

 さて、最近書いた鼻血事件の顛末に対して頂いたご感想を紹介する。これをEmailしてくださったKatsube,Junkiさんは高校の同期生で医療や薬事に詳しいお方だ。(彩の渦輪)

「只今、鼻血事件の顛末記を拝読しました。話には聞いていた米国医療事情が実例をもって書かれており、色々と参考になりました。
 治療費は日本の2~3倍と言った所と感じましたが、保険がなければ、大変ですね。日本の皆保険制度は、それなりに評価されるものであり、有難いものであると思うばかりです。しかし、その日本でも医療崩壊が連日、報道さています。 根源は、医療費抑制策から、医師養成数を20年前から絞ったことで、医師の絶対数が不足しており、産科や外科のハードな部署へのなり手が激減して、破綻をきたしている訳で、本当に医療行政を長いスパンで考え、手を打つ識者や政治家が重要であることを感じます。
 米国ではオバマさんに代わり、民主党政権では医療制度の改革がなされるのではないでしょうか。」


庶民の買い出しはJangle Jimで

2008-11-16 22:54:19 | まち歩き

週に一回Jangle Jimに行く。ジャングル・ジムというその総合マーケットでは週一回5%割引のシニア・サーヴィスがあるからだ。一回の買い物額は$70-$100(平均8000円ぐらい)でたまにビールも米も含まれる。オリエンタル食品やヨーロッパ各地の品物等、世界中の食品があるのが特徴だが、特に果物が豊富でアジアや中南米産が多いが日本の二十世紀梨もある。トットリ・ペアーと書いてある。なるべく珍しい食べ物を買うことにしている。例えばノールウェー産、山羊のチーズ、ドラゴン・フルーツ、メキシコのビール(ネグロ・モデーロ)などなど。魚屋さんとは仲良しでいつも声をかけてくれる。たまに鮭一匹や$30のアラスカ・クラブを買うからだろう。野菜など不足分は近所で補充する。車で20分かかる距離だから今のガソリン値段なら、シニア・サーヴィスでガソリン代と差し引きとんとんだ。9月末はガソリン代金$3.921ガロン、3.75リッターあたり約400円強)だったが今は$1.74200円)と下がった。品物は豊富ながら一旦値上がりした諸物価はガソリンのように値下がりしない。ペーパーだけで金を転がして儲けた人は損をしてもともとだが、庶民は不景気になって物価が値上がりした分、暮らしにくくなった。(自悠人)


母が作ったボタ餅をシンシナティで

2008-11-15 22:21:55 | ブログ

 子どもの頃、鳥取県は関金町で母親が作っていた牡丹餅を見よう見まねで覚えていたのでここ、シンシナーティでも作っている。3合の餅米を一晩浸し、韓国産の小豆を2合煮て作るのだが、一人でも二人でも食べるには多すぎるので、よく当地の日本人に上げたり一緒に食べたりする。「あまり美味しかったので、食べた残りを弁当に持っていった」という報告もあった。

 最近は要領よくなり早く上手に作るようになった。東京の牡丹餅はあんこが1センチの厚さでごはんが包まれているが、私のはまだらにあんこがくっついているだけ。だが、甘さといい柔らかさといい好評である。秘訣は米の水加減と小豆の塩加減だと思う。牡丹餅を作るたびに在りし日の母親がたすき掛けで作っていた笑顔とその面影を思い出す。自悠人


アメリカで鼻血、16万円なり

2008-11-13 23:07:54 | ブログ

 ここアメリカに来た当初から数年間、健康保険を持たず元気で暮してきた。だが最近夫が鼻血4日間、不安に我慢できなくなりついに医者へ。(1)先ず近くのFamilyDoctorへ。この所長さん、鼻血を止めることが出来ず、救急病院へいくことを指示、その救急病院(2)の医師はてきぱきと応急処置の詰め物をしてくれたが、次は専門医に行って詰め物をはずしてもらえと指示、三日目に(3)大学病院内の専門医へ。

請求書が来た。

(1)は$100 +別の血液検査機関から $120

(2)は$490 + 別の医師派遣会社から $450

(3)は$510 (高いなあ!)

鼻血処置で$1670 (16万円)也。請求書はもうひとつくるそうだ。一つの病院から2つずつ。好んで3病院行ったわけではないのにどの病院も2つずつ請求書を送るとは。緊急入院1ヶ月したら1000万円を越すでしょう。くわばらくわばら!(彩の渦輪)