あけぼの

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イムジン河水清くとうとうと流る

2015-02-28 09:14:41 | 旅行記、多文化教育、国際

キョンちゃんとご両親。お母さんの職場にて

韓国と北朝鮮の国境を訪問したいと夫が言い、何とキョンちゃんの父上が翌日国境まで運転して下さることになった。キョンちゃんのお宅と母上の職場を訪問、キョンちゃんの父上の車でオドゥサン(烏頭山)へ。北鮮側の板門店は団体なら外国人を受け入れるが個人は烏頭山が国境地点だ。烏頭山統一展望台から高倍率望遠鏡で臨津江の向こうに北朝鮮側の山村や建物が見える。眼下には望郷の碑があるが、お参りしているのは無事出国出来た人々か。境界ぎりぎりまで歩いているのは観光客だ。フォークルがかつて歌い発売禁止になった歌、松山猛訳詞、今は亡き加藤和彦採譜の「イムジン河」(臨津江)を口ずさめば北の人々や拉致家族の心情が察せられ胸が詰まる。

イムジン河水清くとうとうと流る 水鳥自由に群がり飛び交うよ……

誰が祖国を二つに分けてしまったの……イムジン河水清くとうとうと流る

帰路も父上にイムジン河沿いから漢江へと運転して空港まで送って頂いたが、一定間隔で監視小屋があり、軍人さんの姿も見え、川沿いにぐるぐる巻いた鉄条網が悲しく心に突き刺さった。南北分断の悲しい現実、鉄条網と裏腹に、キョンちゃん一家を始め、人々の親切で身体と心の芯まで温められ韓国の休日だった。皆さん、また来るね、カムサハミダ!(彩の渦輪)

イムジン河にかかる鉄橋臨津江の韓国側にもある監視小屋と鉄条網。 

 


 


誕生日にはイムジン河へ

2015-02-27 17:27:56 | 旅行記、多文化教育、国際

 キョンチャンと名物チムタクの夕食

好運!キョンちゃんとの出会い 韓国本土では前回古寺巡礼中心の旅をし、仏国寺、昌徳宮、海印寺は訪問済み、今回はのんびり温泉でも、と、殆んどノープランで出かけた。飛行機とホテルのセットをネットで購入、仁川空港から急行列車でソウル駅へ、地下鉄に乗り換えて明洞まですんなり。出口でホテルへの行き方と換金所を聞いた若い女性が「案内してあげます!」と。換金も一番レートのよい店へ。夕食を共にしたら、「私、聖心女子大で学び、プリンスホテルで働き、8年間日本にいて、昨年秋に帰国しました!」。時は旧暦の年末、彼女はその夜から会社が正月休み、つい1週間前の話だ。ホテルは部屋に電話無し、深夜はレセプション不在、という「究極の合理化ホテル」。だが受付は好青年で最良の部屋をくれ、これが親切に会う事始め。その夜キョンちゃんから電話、「日本語を忘れたくないので明日ご案内したい」と。勿論願ったりだ。景福宮の衛兵交代儀式や国立博物館、固有の文化を守り看板に一切外国語を使用しない民族系繁華街、仁寺洞へ、南大門市場へとほぼ丸1日案内して頂いた。

 景福寺と衛兵交代

親切に会い続けた温泉行き  元旦は自分たちで行動の日、周囲約5Kmの城郭が取り囲む長閑な街、スウォン(水原)へ地下鉄で1時間。言葉が通じないのでスマホで日本語の説明を見せ乗り換え駅を教えてくれた人、反対ホームまで連れて行ってくれた若者。水原駅では駅舎外のバス乗り場まで案内してくれた人、等。水原の城郭では街並みを見下ろしながら半周し、そっくりの城壁歩き、英国のヨークを懐かしんだ。その後湯陽温泉へ。日本の銭湯に似た温泉だったが、中で裸の女性の喧嘩があった。相手に石鹸を投げつけたり、と結構派手な喧嘩だった。元旦ゆえ食事処は全て閉店、3個1000ウォン(100円)の鯛焼きでお腹を満たした。屋台の鯛焼きは熱々で最高だった!(続く)


宮澤弘幸 追悼・顕彰 2.22の集いに参加して

2015-02-23 11:59:23 | 旅行記、多文化教育、国際

ニャンヤンヤンの日、2.22は我が家にとってニャンと忙しく重要な一日だったことか。筆者、彩の渦輪は、期限の迫ったURLの引っ越しでPC に齧りついた。大部分は隣の親切青年、桂君がやってくれたが、長く更新していなかったホームページの内容も少しは更新し、無事引越し完了。OCNがホームページ掲載サーヴィスを止めたからだ。同様な事情でBlogの引っ越しにStruggleしたことは暫く前に書いた。桂君の実力に感謝した。

 他方、夫の自悠人はコロラド在住の友人、秋間美江子さんからの電話依頼で新宿へ。美江子さんは、英語の講師と仲が良かったので軍機保護法違反で検挙され、「スパイ冤罪事件」で事実上獄死した北大生・宮澤弘幸君のご実妹だ。その弘幸君の命日が昨日だった。彼が眠る常円寺に結集した一同は90人ほどだったが、「戦後70年だけでなくそれに先立つ74年前の太平洋戦争開始当日の12月8日、さらに国民が戦争へと駆り立てられた昭和の時代に引き起こされた事実を見つめ直し、『戦争への道』を許さず、特定秘密保護法廃止を訴える運動を発展させよう」、と訴えるチラシを頂いた。残念ながらこういう会に来るべき若者の数が少なく高齢者ばかりが目立ったという。宮澤弘幸君が冤罪で投獄されたのは青年時代だったのだ。今この時期の青年にとって他人事ではないのだが。頂いたチラシは呼びかける:「戦争への道を許さず秘密保護法廃止を!」と。(彩の渦輪・自悠人)


海外挑戦を決断した青年一家の来訪

2015-02-16 11:13:17 | 旅行記、多文化教育、国際

グローバル社会にチャレンジし、個人のグローバル化の第一歩としてアメリカで国際学生と交流しながら英語力を高めたい、と決断したYuuki君。母上と祖父殿と3代仲良く飛行機で日帰り訪問してくれ、楽しい時を過ごした。お母さまも留学体験がありその影響は明らかだが、「あくまで本人が決めたことで親としてサポートしたい」と母上。ご祖父さまも「サポートしたくてムズムズ」というお顔。ご家族中での応援体制は微笑ましい。祖父さまは夫と同じ倉吉東高校の出身だがYuuki君は筆者の母校、米子東高校の後輩だそうで今鳥取大学3年生だ。夫自悠人の同級生のお孫さん、というご縁で、「良い留学先を紹介して欲しい」と電話依頼があり、筆者がかつて教えていたXavier Universityを紹介した次第。まだちょいちょい行くCincinnatiで我が家が泊まる友人Enaが「T(自悠人の本名)の友人の孫なら無条件で泊めてあげるよ!」と言ってくれたのでもう彼の宿舎まで決まった。Yuuki君が海外挑戦体験を経てグローバル人間に成長する後押しが出来嬉しい。(彩の渦輪)


ニャーフーニャーフーの野良ちゃん、「メルシー!」とハートを見せた

2015-02-12 11:08:56 | 旅行記、多文化教育、国際

台所の生ごみを埋めるため作った庭の穴に、匂いを嗅いで来始めた猫ちゃん、品のある顔立ちだし寒くて可哀そうと煮干しをやり始めた。野良の悲しさ、ニャーと甘えても、近づくとフーと威嚇する。餌は欲しいし保身は大事とニャー、フー、ニャー、フー。昨日は缶詰め、本日は客の残した鯛の粗とパリ土産のBrieチーズのかけらをやったら満足したのかハートのマークのある足をあげ、「メルシーだニャー」でフーはなかった。昔パリで飼われてた頃を思い出したのかニャ?、ミッシェルちゃん。(自悠人)