あけぼの

アート、文化、健康、国際・教育、音楽、食・レシピ、日記、エッセイ、旅行記、学問

ブラックボード

2009-01-25 23:37:00 | アート・文化

ここで言うブラックボードはUCInternet Systemの一つで主として教師から学生へのメッセージを簡単・スムーズに行うシステムである。シラバスは当然載せておくので学生はいつでも種々の講座のシラバスを読める。教師からのメッセージを載せておけるので、宿題やテストの予告、先週言い忘れたこと、教授内容の補足、その他、例えば日本文化の講座なら「本日は日本は特別な祝日なんですよ」などと文化情報メッセージを載せられる。休んだ学生のために、前回の授業内容を載せておいて喜ばれたりする。声で入力も出来るから便利だ。急に授業を休講しなければならない事態が生じた時は特に便利。このブラックボードへメッセージとして載せ、ついでに関連クラスの全学生に一挙にEmailも送信しておける。Emailというボタンをクリックするだけでクラス全員のメールアドレスが並んで出てくる仕掛けだから自分で一人一人の学生にEmailしなくてもよいのだ。ドキュメントの入れ替えも簡単。もっと色々な機能があるが私がすぐ出来るのは上記ぐらいだ。これは教師にとって便利なだけではなく、学生にとっても大変便利なこと、お分かりだろう。「知らなきゃ損」、というシステム。学生がクラスを休まざるを得なかったとき、このブラックボードを開いてみるだけでいいのだ。私は私個人のメールアドレスや電話番号も学生に与え、学生と緊密な関係を保つ努力をしているけれど、プライベートの電話やメールアドレスを与えたくない教師も多いし、他方、シャイで担当教師に直接メールしたくない学生もいるので、このシステムは教師・学生双方に便利だ。UC では10年ぐらい前にこのシステムが出来たと聞いているが私がやれるようになったのは近年からだ。副学部長の話では「シラバスをInternetに載せたくない教師がまだ多い」とか。教師は常に入れ替わるので、まだBlackboard systemが使えない教師も多いらしく、またPC 技術はあっても、4万人以上の人が訪れ得るサイトに自分のメッセージを載せる勇気がないとか、さまざまな理由があるようだ。昔々のブラックボードは黒板というその名のごとく記述は教室にいる学生だけに見えたのだが、今のこのBlackboardInternetで多くの学生に読まれる分、利便性は比較にならないが不安もつきまとうのであろう。(彩の渦輪)


クロ猫「ミュー」と過ごした日々

2009-01-24 07:51:50 | ブログ

  60歳でアメリカに家を入手、17年経た今も維持し暮らしている。1,200坪の林の中の敷地に84坪の古家だが、日本では想像し難い楽しい暮らしを経験してきた。鹿やアライグマなど多くの動物や鳥たちが目の前で行き交う自然の中の優雅な住いだ。国際空港まで車で35分、日本と行き来しながらアメリカ42州と中南米の旅を重ねた。旅はここを基地として悔いのないほど国内外を駆け巡り、多くの異文化体験も得た。終の棲家は暖かい南洋の島々と決めて調査を兼ねた旅を続けた。タヒチ、ラバウル、フィージー、チューク、ハワイ、グアム、ペナン、コタキナバル、ベトナムと、どこにも日本人がいた。折りしも、府中市の最初の家にある事情が発生したので、ノックダウンし、新築することにした。いずれ終の棲家として使えるだろうと思っている。コミュニティーの館として他人さまのお役に立てれば有難いと考え、パーティー向きの大広間を作った。

 一生に3軒建てて初めて自分の住める家になると言われる。家を追っかけて50年、家族構成や成長、生活環境の変化に即応した家を建築したつもりである。還暦前に転勤で赴任したアメリカの暮らしも計20年弱経験したことだし、思い残すことはない。なお、今までの建築資金は最初を除き必要に応じて銀行からその都度借りたが返済したし、アメリカの家は退職金プラス・アルファーだったので借金はない。勿論金融資産もないし貯金額は少ない。

 わが家の歴史を振り返ってみた時、子供たちの学齢前、小さく狭い家で家族全員がクロ猫「ミュー」と共に過ごした日々が一番幸せだったような気がする。持てるお金はぎりぎりだった。精一杯生きる暮らしが懐かしい。なんと貴重な日々だったことか。

喜寿を前に(自悠人)


学生の評価

2009-01-20 10:58:16 | ブログ

ご存知アメリカの大学では学期末のある日、大体期末試験の12週間前であるが、学生による教官の評価(Evaluation)が行われる。大体10-15分で終わるが、その時は教師は教室を去り、他の教師や事務官が立ち会って行われる。形式は大学によって多少は異なるが大体似た内容で、質問項目は多岐に渡る。例えば指導法、学生へ公平かどうか、教材は適正か、その教師の長所,授業で改善して欲しい点、等で学生の満足度が数字で記されてくる。

評価を初めて経験したときは評価当日からその評価の束が学科長、副学部長、学部長の審査?の目を経て自分自身に届くまで落ち着かなかったものだが、予想外に嬉しいスコアや参考になる意見が多く、次第に気にならなくなった。日本の大学教授たちでこの評価を毛嫌いする人や「学生に教師を評価させるべきではない」と力説する人を知っているが、「恐れることはない」と言いたい。むしろ改善のためのアイデアをもらったりするからだ。この評価の目的はよりよい授業に高めることであり、教官の首の危機に直結するわけではない、と考えた方がいい。日本でこれを嫌がる教官のいる大学では評価の質問内容や質問文が適正なのだろうか?

私は毎回準備に大変時間をかける。ハイテク機器使用にも挑戦を続けてきた。そしてもちろん誠心誠意の授業を行ってきた。そのせいかいやな結果を読まされることは殆どなかったし、まして評価が恐怖ではなかった。XU でもUCRWCでもだ。いつも嬉しいコメントがたくさんあった。例えば、「このコースを改善するとしたらどんな点ですか?」に対して「壊れていないものは修繕はいらない」などというコメントもあった。

RWCでは事務官が全部の評価を学生の満足度のレートはもとより、すべてのコメントを一覧表にタイプして学科長に渡し、その後副学部長、学部長に行く。先学期末に行われた評価データは当然新学期になってから教師に届く。冬の学期初日にそれを手にしたが、なんとも嬉しくなるコメントが並んでいた。その後、学科長はもとより、学部長も副学部長も気のせいかとても鄭重であるが、この学生評価の効果かも知れない。(彩の渦輪)


時差ぼけ

2009-01-12 22:44:06 | まち歩き

Cincinnatiと東京往復19年、時差ぼけは年と共にひどくなる。昼間眠くなり夜中の2時ごろ目が醒める時差ぼけは一週間から十日で大体収まってきたものだが、今回は大学の新学期が始まる前夜戻ってきて準備に追いまくられたうえ、新しい講座も加わったせいでこの一週間てんてこ舞いだった。そのお陰か時差ぼけに余り苦しまずにすんだ。「よかった!」と思った昨日、雪景色の美しさにつられ散歩を試みた。外は零度に近い寒さ、手袋をしていても凍えそうになるので手を握り締めて歩く。我がワイオミングは風景の美しい地区、ヴィクトリア王朝、チューダー王朝等、あらゆる王朝のスタイルのうちがあり、屋敷内に池も橋もあったりする。緑や紅葉の時期も勿論のこと、雪の風景も素晴らしい。空腹と寒さで身体をガチガチにして1時間歩いたものだからペコペコで、帰ってありあわせのもでビールを飲んだ。なんでも美味しかったのはいいが、疲れとビールのせいか夕方7時に眠くて堪らなくなり蒲団へ。九時に目覚めて書き物をし、十二時にもう一度蒲団に入ったが朝まで全く寝られなかった。昨夜の睡眠二時間なり。時差ぼけ復活。馬鹿みたい!(彩の渦輪)


日本文化コースの30回スケジュール

2009-01-11 22:15:30 | アート・文化

Course Schedule

First Quarter

* Cultural learning / activities and basic conversation are well scheduled daily

Week 1: Introduction to course & Geography

Week 2: Calligraphy

Week 3: Shintoism and Japanese consciousness on Religions I

Week 4: Japanese tales / novels for children

Week 5: Movie Of AKIRA KUROSAWA, Academy-award winner

Week 6: ORIGAMI

Week 7: Music for children

Week 8: SADO (Tea Ceremony)

Week 9: Japanese Anime

Week 10: Food Culture (Sushi)

 Final Exam

Second Quarter

* The instructor-made Culture Capsules helps students understand culture differences

 well and contribute to solve cultural conflicts   

Week 1: Introduction to course & Proverbs

Week 2: Calligraphy

Week 3: Japanese Music (AKATONBO etc.)

Week 4: Customs, Manners and Pastime

Week 5: Movies of Japanese Internment

Week 6: HAIKU

Week 7: Japanese tales and novels for Children

Week 8: A Culture Capsule I

Week 9: IKEBANA

Week 10: Conversation using simple phrases over Japanese Tea & Snacks

 Final Exam

Third Quarter

* Based on the instructor-made culture capsules, the cultural learning will continue.

Week 1: Introduction to course

             Education system in <place w:st="on"><country-region w:st="on">

Japan

</country-region></place>

Week 2: Japanese Music

Week 3: Japanese tales and novels for children

Week 4: HAIKU 

Week 5: Films of MATSURI (Festivals & Cerebrations), Bon-Dance

Week 6: Shintoism / Buddhism and Japanese consciousness on Religions II

Week 7: Cultural Capsule II

Week 8: Women in Japanese history

Week 9: Japanese family life in present day

Week 10: Conversation using simple phrases over Japanese Tea & Snacks

 Final Exam

AYA NO UZUWA