やあ驚いたね、40センチほどの長さで親指大の太さの子蛇が玄関の絨毯の上に鎮座ましますではないか。アメリカはオハイオ州シンシナティの話だ。奴さん、伸びているから黒い紐だと思った。ところが首をもたげてこっちを見た。そして反転して家の中へ逃げ出した。何とか彼の方向を変えさせながらドアを開いた。だが玄関ドアは二重なのでもう一つドアを開こうとする間にまた方向を変えて家の中に向かおうとする。足で追いやりながら外に向かわせやっと奴を出した。大蛇だったら大変だった。蛇は屋敷内ではしばしば見かるが家の中に入ってきたのは初めてだ。どこから侵入してきたのかな。どこかに隙間があるのだろう。小さな鼠がしゃもじやすりこ木を齧ったりすることはあったし、蜘蛛やこおろぎなど昆虫類は家の中に多く、自然との共存を楽しんできた。それにしても蛇に好かれるとは何かの前兆か?蛇は縁起ものだが吉と出るか凶と出るか・・・。
さてその二日後この地方を襲ったハリケーン・イケのせいで三日半に及ぶ大停電があり悲惨な目にあった。冷凍庫の食品は溶けて全滅し(コロラドで採取してきた松茸含む)料理不可能、だが屋敷は大枝二箇所が折れただけで家屋や電線に被害が少なくその点助かった。偶然保険屋に寄ったらこの地域で10軒から強風による家屋の損害が報告されていた。我が家はあのスネーク様が守ってくれたのだろう。(自悠人)