かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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話の切り出しに躊躇すれば

2013-08-12 | 事例
「円滑化法は終わりに成ったのですが、まだ全部を条件通りに戻すのは困難です。
 今の特別な条件を延長できるでしょうか?」
「出来ますよ。12月に金融相の談話もありましたよ。急に無理な返済を要求する事は慎むよ うに銀行にも通達を出した筈です。
 お宅は確か保証協会付きの信金と政策公庫でしたね。それで切り替えは何時?」
「来月末です。」
6月の会話でした。

7月になって結果を聞きました。
「信金さんは一言でOKでした。前回より難しい資料が必要かと思ったのですが、特に其れも
 有りませんでした。」
「公庫は?}
「此処は仕方無い、リスケ前の条件で支払います。」
びっくりしました。
「何故。係りの人がNOと云ったの?}
「いえ、私がどうしても切り出せないのです。」

彼の奥さんは国金時代から公庫に勤めています。
部署が違うから良く解からないけれど、円滑化法は夫も騒いでおり、若干関心が有ります。
大勢の人が来店しますが此のことに絡んだ人が多い見たいです。
けれど、国金は非常に強く、延長を断っているみたい。
「貴方、そんな無理なこと言っても駄目よ。借りたお金は返すのが当たり前だから。」

何回も庫にも交渉を考えましたが、妻の言葉を聞くと、国金に対して、どうしても言葉が
出なくなりました、
「リスケを続けなければ、どうなるか解からないが」返済は続けますと言うのです。

「駄目元と考えて、ただ頼むだけだ。駄目だったら別の事を考えればよい。」と云っても  一旦そうなると簡単ではなさそうです。

この時は、私の眼の目でアポを取らせ、建物の前まで一緒に行きました。
どんな様に喋ったか解かりませんが、出てきた顔は爽やかでした。
難しくはなかった筈です。
何でもない一言の切り出しが会社を良くもさせ、又ピンチヲ招くのです。

銀行や公租公課に、返済緩和を依頼する時、最初の一言がスムーズの出ない人は意外に多いのです。最初が出れば後はスムーズで簡単です。
最初の一言の大切のことは 人を監督する場合も同じです。

苦労しても、どうしても適任者が採用できませんでした。
其の候補を専務が何処かから引っ張ってきました。
最近専務とは反りが合居ませんが、Aと云う此の男はよさそうです。

特殊なバーです。直営店は既に5店舗に成りました。
彼は之をフランチャイズ方式で店舗の拡大を図ったのです。

今はネットが自由に使えます。これで引っ掛かったところにうまく結びつける営業員が
必用だったのです。
バーなど捨てるほど有る大都会です。変ったバーと居っても魅力かした説明は難しいで
ですが、Aはやってのけそうです。

彼が買いかぶって居るのをAも意識して居たでしょう。
行動が自由になってきました。直行・直帰が増え始めたのです。
遠いところならば未だしも、つい目先でも直帰です。
此の頃、強く一発かませればよかったですが、専務の手前も有り、全て黙認です。
彼も絶えず注意の言葉を言いたかったのですが、どうしても言えなかったのです。

「昨日Aさんに3時頃来て、直ぐにお帰り頂いたのですが。」得意先の電話です。
そのAは昨晩遅くまで其の得意先と付き合っていたと言う報告でした。
こんな事がりました。男は昨晩遅くまで付き合ってk直帰されていただきました、と云う本本来でしたらこんな時に思い切った注意をしてお区べきでしたが、彼の口からは一言も出ませんでした。

他の部下達は之を何にも言わず見ていました。何時のまにか会社の雰囲気が非常に悪くなって居たのです。
尤も信頼しようとした人間が実は会社に対しての背徳者だったのです。
其れを社長の彼が尻押しをして居たと同じです。
最初思った時に一言言わなかった大きな罪です。

最初の一言を躊躇する人、どちらかと云えば、教養が高いといわれる人に多いみたいです。
野人と紳士で分ければ無条件に紳士に多いです。
考えすぎの人もいます。
男と女、圧倒的に男です。女は少ないと思います。

こんなとき、うまく言おうなんて難しく考えずに、さらっと何でも良いから一言言いましょう。思ったより腹が据わります。
話の切り出しに躊躇して失敗などと言う事は無くなります。


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8月11日(日)のつぶやき

2013-08-12 | 事例


石見・西脇、何となく懐かしい地名だ。高校野球の地名、70%は行った事の有る地名だ。
遊びじゃあない。ほとんどが日帰り。打ち合わせだけだ。だから街中の事などはどこも
記憶がない。名所古跡も傍らは通っても、その中にはノータッチだった。
でも惜しかったとは思うが悔いはない。