okashihimeのおやつな生活

   こんなお菓子やあんなお菓子・・・そして、ときどきごはん。

川端道喜 菊花餅

2008-10-23 22:36:46 | 京都・和のおやつ

 聞いてください!川端道喜のお菓子が手に入ったんです!

 川端道喜といえば粽が有名ですが、もともとは御所へ毎朝お餅を届けていた餅屋でもあります。応仁の乱で京都の町が荒れていた時代、食べる物にも困窮していた天皇のために餅を献上したのがはじまりで、この「御朝物」の献上は、明治天皇が東京に発たれる日の前日まで続けれたのだそうです。以来、宮中の餅、粽などの行事菓子を一手に扱ってきた老舗中の老舗。・・・その歴史、半端じゃありません!

 御所には今も、道喜が毎日通用した「道喜門」が残されています。

 ・・その川端道喜のお菓子です!

 お店の近くにいく予定があったので、ダメもとで朝お電話してみたら、「百貨店の催しでお菓子をつくるので、夕方だったら分けてさしあげられますよ」とのこと。これは行くしかないでしょ!

 「菊花餅」・・・美しくって、言葉がでませんでした。

 上品なこしあんをお餅で包んだお菓子。お餅はとてもうすく、中のあんが透けてみえます。美術品の域ですね。。。これは。

 「今日でしたら、一番よい状態で召し上がっていただけますよ」 お餅なので、時間がたつほど固くなる由。このお菓子、日本橋高島屋に夕方送って翌日、販売されるみたいでした。・・・一足早くできたてをいただいちゃいました!

 粽や和三盆のお菓子「おいとぽい」は、都内の百貨店でも手に入ることはありますが、生菓子・・・お目にかかることすらないですし、そもそも基本的に注文販売のみ。庶民のワタシにはなかなか出会うチャンスがありません。日本橋高島屋の話もノーチェックだったし・・・。もしかして、これが最初で最後かもしれないですね。ほんとにほんとにラッキーでした★

 川端道喜 

 京都市左京区下鴨南野々神町2-12 075-781-8117 9:00-17:00 休:水

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植村義次 (京都)

2008-10-23 21:43:23 | 京都・和のおやつ

 京都御所近く、烏丸丸太町にある「植村義次」。1657年の創業以来、300年以上州濱をつくり続けている名店です。州濱(すはま)というのは、きなこを水あめと砂糖を練り上げたお菓子で、切り口が州浜、つまり海岸の地形に似ているところに由来するとか。州濱模様は縁起が良いと着物などのいろんなデザインに使われていたようですよ(といっても、はじめてみたときは、ワタシはどういう意匠なのかわかりませんでしたが。。。)

 コチラ、その州濱の生地をつかって季節を表した「押物」。土台は落雁で、図柄は毎月替わります。 

 10月は「光琳菊」。菊の花も、こんなかわいらしいデザインになるんですね!前にきたとき(9月)は、ききょうの図柄でした。・・・うーん、12か月制覇したい!

 「州濱」は前に食べたから今回はいいかなー、と思っていたのですが、京都に向かう途中、やっぱり欲しくなっちゃいました。でも、「州濱」は前日までの予約が必要。。。残念・・・ でも「州濱」と同じ生地でつくられている「春日の豆」というお菓子を一口、おみやげにいただきました★

植村義次  Digistyle京都 HP

京都市中京区丸太町通烏丸西入ル 075-231-5028 9:30-19:00 休:日、祝

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする