この後は、次のお目当て、起雲閣へ。
ここは、1919(大正8)年、海運王 内田信也の別荘として建てられ、岩崎邸、住友邸と並び熱海の三大別荘と呼ばれた貴重な建物。1925(大正14)年に東武鉄道社長 根津嘉一郎が買い取り、洋館部分を増築。戦後は石川県の実業家の手に渡り「起雲閣」として開業したのち、今は熱海市の所有となっています。
本館の日本間は、目の覚めるような群青色。これは、金沢地方の様式と思われ、起雲閣時代に改装されたのではないかとのこと。
2階の部屋は、太宰治が山崎富栄と宿泊したことでも有名。
障子の桟に竹をつかっていいたんですよ!節がそのまま。
1932(昭和7)年に建てられた洋館はこんなにおしゃれ!
ステンドグラスとモザイクタイルが美しい
ローマ風のお風呂もすてき!
ここでお風呂にはいったら・・・最高だろうなぁ
ぐるりと館内を見学した後、喫茶室でお茶。
コーヒー(¥450)と今月のお菓子、熱海だいだい饅頭(¥150)。
皮がふっくらの小麦まんじゅうの中は白あん。さわやかな橙風味とほのかな苦み。たしか、みなみ製菓さん製だったかな。
ホテル時代はバーだったらしく、店内はちょっぴりムーディーな雰囲気が残っていて。
緑のベルベット生地の椅子。
心ときめく場所でした
熱海ってモダンな町でもあったのですね。もう少し勉強してみたくなりました
(2017.9)
起雲閣 熱海市HP
静岡県熱海市昭和町4-2 TEL 0557-86-3101 9:00-17:00 休:水